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pISSN : 1229-7275

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2012, Vol., No.35

  • 1.

    韓国人の発話による日本語の特殊モーラとピッチパターン

    Ko Hye Jung | 2012, (35) | pp.1~16 | number of Cited : 4
    Abstract
    本研究では日本語の特殊モーラの有無が日本語のピッチ実現にどのように影響を与えるかについて韓国人日本語学習者を対象にその傾向と実態を音響実験から検討した。その結果は以下の通りである。(1)日本語話者:頭高型アクセントは単語が持っているアクセントパターンによってマイクロプロソディックな側面からの影響を差し引いてもそのピッチパターンが決まっていることが明らかになった。一方、平板型アクセントの場合は、第1音節に特殊モーラ(長音か撥音か)の有無によってピッチパターンが変わっていた。(2)韓国語話者:日本語のアクセントを産出する際、日本語の特殊モーラとアクセント型とはあまり関わっておらず、語頭子音が無声か有声かによってその音節のピッチパターンが決まっていることが確認できた。これは高(2010)の見解を裏付けるものになったと思われる。 (3)日‧韓両言語話者における頭高型アクセントのピッチパターンを比較すると、日本語話者は「おそ下がり」がよく見られたのに対し、韓国語話者はそういった現象は見られなかった。この違いは、生理的に韓国語話者の場合、日本語話者のように普段高いところから声を出すことがないために起こる現象であると推察される。以上のことから、韓国語話者における日本語アクセントのピッチ実現には特殊モーラとアクセント型とはあまり関わらず、母語における子音の影響が反映されやすいと考えられる。
  • 2.

    朝鮮総督府編纂『普通学校国語読本』関する一考察 -巻2から巻4に現れた朝鮮と日本の考察を中心に-

    工藤恵利子 | 2012, (35) | pp.17~33 | number of Cited : 1
    Abstract
    本稿は初等教育機関で使用された朝鮮総督府編纂『普通学校国語読本』に現れた朝鮮、日本の分析を通して、植民地期朝鮮で行われた日本語教育の一端について考察したものである。分析の結果、『第一期読本』では皇室や国家、日本の慣習、日本と朝鮮の関係を描く教材が見られたことから日本人としての知識を初等教育の初期の段階から教育しようとしていたと言える。『第二期読本』になると、皇室や国家に関する語彙は見られなくなり、朝鮮人児童の視点で語られる教材が増える。そこから、まず生活の場を日本語で表現できるようにすることが教育の目的だったと考えられる。『第三期読本』では朝鮮が現れた課の割合が三時代の教科書の中で一番多かった。このことから、朝鮮で日本語を使うことを意識させることが編纂者側の考えとしてあったと言える。また、児童の生活の場に日本を融和させた教材を描き、内鮮融和を実現する国民を初等教育の初期の段階から養成しようとしていたといえる。普通学校の役割は日本語を普及させること、日本語を「国語」と認識させることであった言える。また、普通学校では日本語を「国語」という名称で教育し、教科書の中の朝鮮人児童に日本語で語らせ、朝鮮人児童の生活の場を日本語に置き換えていくことで朝鮮人児童の本来の文化、言語の問題を曖昧にしたと考えられる。
  • 3.

    일본어 연구를 위한「青空文庫(아오조라문고)」데이터베이스의 구축과 활용 -전자 텍스트 처리 프로그램 "AJ-Aozora Tool"을 활용한 데이터베이스 구축 모델 개발-

    Yu Young, Kim | 2012, (35) | pp.35~53 | number of Cited : 3
    Abstract
    「青空文庫」는 웹을 통해, 대량의 일본어 전자 텍스트뿐만 아니라, 개개의 텍스트에 관한 서지정보를 포함한 부가정보를 함께 공개하고 있는 인터넷 전자 텍스트 아카이브즈로, 다양한 시대의 수많은 저자의 텍스트가 대규모로 수록되어 있는 일본어 전자 텍스트의 보고이다. 본고에서는 이와 같은「青空文庫」를 일본어 연구에 보다 폭 넓게 그리고 효과적으로 활용 할 필요가 있다는 판단 하에,「青空文庫」를 일본어학의 연구 자료로서 보다 유용하게 이용할 수 있는 수단으로서, 체계적인 데이터베이스화와 함께 이를 관리 및 검색하는 툴의 개발이라고 하는 구체적인 모델을 제시했다. 그리고 그와 같은 모델에 따라 실제적인「青空文庫」의 데이터베이스를 구축하고, 데이터베이스 및 텍스트 처리 툴을 일반에 공개했다. 본고를 통한 데이터베이스 구축의 대략의 공정은 다음과 같다. 1)「青空文庫」의 전자 텍스트 데이터를 일괄 다운로드:「AJ-Aozora-Tool ver1.02」이용2) 전자 텍스트 변환 및 처리:「AJ-Aozora-Tool ver1.02」이용2-1) 전 XHTML 태그 텍스트 데이터를 플레인 텍스트로 일괄 변환2-2) 전 플레인 텍스트를 일괄 형태소 분석3) 데이터베이스 입력 :「AJ-Aozora-Tool ver1.02」이용3-1) 플레인 텍스트의 데이터베이스화 :「MS-Access」및「MS-SQL」3-2) 형태소 분석 결과의 데이터베이스화 :「MS-Access」및「MS-SQL」4) 데이터베이스 관리 :「MS-Access」파일 혹은「MS-SQL」서버 내 데이터베이스와 웹5) 데이터베이스 검색 :「MS-Access」파일 혹은 웹 검색「青空文庫」テキスト検索:http://www.japanese.or.kr/japaneseutill/Corpus-Aozora/Corpus_TxtDB.aspx
  • 4.

    「そうですね」に関する一考察 -談話機能を中心に-

    김은숙 | 2012, (35) | pp.55~71 | number of Cited : 2
    Abstract
    本研究は、日本語母語話者の口語資料の分析を通じ、「そうですね」という形態が対話の場面でどのように使われているのか、その談話機能を考察したものである。考察の結果、「そうですね」はその出現位置(ターンの冒頭、途中、末尾)により、発話開始、時間かせぎ、婉曲な否定的応答の予告、敷衍説明、話題転換、発話終了など、談話上の多様な機能をしていることが分かった。「そうですね」は副詞·感動詞「そう」、終助詞「ね」の意味や機能より出発し、各機能へと変化したものなので、各機能は互いに関連性をもってつながっている。特に、時間かせぎと婉曲な否定的応答予告、話題転換と発話終了の関連性は強いと言える。「そうですね」は相手や自分の発話につながる後行発話がどういうものなのか、どのように展開してゆくのかという談話上の流れを相手に伝える予告として用いられる。このような予告はコミュニケーション·ストラテジーとして、コミュニケーションを円滑に進めるための不可欠なものである。最近、談話に関する研究が盛んになり、ことばの談話的意味の重要性とともに日本語教育現場での指導の必要性が唱えられている。今後、本研究の結果が日本語教育や韓国語との対照研究に活用されることを期待する。
  • 5.

    日韓外部空間名詞「そと、おもて」と「밖, 겉」の空間的意味領域

    김은혜 | 2012, (35) | pp.73~92 | number of Cited : 0
    Abstract
    本稿では、「そと」と「おもて」について、コーパスから抽出した用例の連語構成を中心に、「そと」と「おもて」の前項の連語である先行名詞と後項の連語である用言の結合様相を調べ、格助詞形別の用例分析を通して、「そと」と「おもて」の空間的意味領域の重なりと違いを考察し、その結果をもとに韓国語の「밖, 겉」との対応様相を調べた。「そと」は境界から離れた空間で、方向と範囲の制限のない空間であり、内外移動·通過·拡散の可視的空間である。また、視覚的·聴覚的空間であり、自然現象などの発生と状態変化、事件の発生を伴う空間である。抽象的空間を表す「そと」は先行名詞の指示領域から離れた空間で、客体志向の空間である。「おもて」は境界面から離れていない空間で、方向と範囲の制限があり、内外移動․通過․非拡散の空間である。「おもて」は場所空間では視覚的․聴覚的空間性を表し、具体物空間では具体物のモノ性を保ち、抽象空間では先行名詞の領域内の中心的·前面の位置を表す。日本語の場合は抽象空間と場所空間において「そと」と「おもて」の意味領域の重なりがみられるが、韓国語の場合は、抽象空間においては意味領域の重なりが見られるが、具体空間においては「밖」と「겉」の意味領域の重なりは見当たらない。「そと」は具体空間の場合は「밖」と対応するが、「おもて」は、具体空間を表す場合は「밖,앞」と対応し、抽象空間の場合は「겉」と対応する。こうして意味構造体のレベルで韓国語と日本語の類議の対を照らし合わせ、その類似と相違を示すことで、個別言語では見えてこなかった意味特徴を鮮明にすることができ、実際の学習と教育に活用できる有効な情報を提示できると考える。
  • 6.

    高等学校の日本語教育に関する研究 -教育現場の問題に立ち向かっている教師の語りを中心に-

    KIM EUIYOUNG | 2012, (35) | pp.93~105 | number of Cited : 2
    Abstract
    本稿では、高校の日本語教師であるL教師の生涯史(Life History)をインタビューした内容を中心に、高等学校における日本語教育現場の問題、その問題に立ち向かっているL教師の姿勢や体験、そこから見られるL教師の実践と教育観の特徴について分析・考察し、今後の高等学校日本語教育に示唆できることを探ることを目的とした。その結果、現場の問題としては、日本語科目の地位の低下による日本語教育の縮小、教師の再教育の場の不在、授業研究資料の不足、学校内での弱い立場、それによって頑張れない授業、といった問題が挙げられた。このような問題に対して、L教師は他科目との統合授業、グループ活動などのような統合的で協働的な学びができるような実践を研究し更新しながらその成果を他の教師と共有することによって現場の問題に立ち向かっているのが分かった。L教師の実践を支えている教育観の特徴としては、言語知識やスキルの習得を目的とするのではなく、学習者と社会とのつながり、価値観の形成、思考力の養成などのように日本語教育を通して人間形成教育を目指していることが分かった。上記のように、現場の問題に立ち向かうL教師の姿勢や従来と異なるL教師の言語教育観と実践のあり方は、日本語教育現場の問題に立ち向かって実践を設計する各自の抱えているケースと比較・解釈する視点を提供している点で示唆することがあるといえよう。
  • 7.

    SPOT得点に関する一考察 -韓国語話者におけるSPOTとJPTの結果に基づいて-

    kim hyon ju | 2012, (35) | pp.107~119 | number of Cited : 3
    Abstract
    学習者の日本語能力を短時間で統合的、かつ客観的に測定できるテストとしてSPOTが挙げられる。SPOTは音声を聞きながら1文中の1ヶ所に欠落しているひらがな一字を穴埋めする形式を取っている。これは間接テストに当たり、テスト形式からは測定対象とする能力が測定できるかどうかがはっきりしないため、聞取りテストとして誤解されることがしばしばある。しかしながら、実際ではわずか10分程度で日本語能力を総合的に測定できる非常に実用的なテストである。ただし、SPOTの得点をどのように解釈すればいいかについては、説明する根拠が非常に不足している。テストの信頼性を高めるためには他の測定法との関連性を明らかにする必要がある。SPOTの場合は、口頭能力測定法であるACTFL OPIとの関係については検討がなされているが、韓国で広く一般に用いられているJPTとの関係については未だ研究が行われていない。そこで、小論では韓国国内の4年制大学における韓国人日本語学習者46名のSPOT得点とJPTスコアの相関を調べた。その結果、SPOTとJPTの間にr=.895の高い相関が示され、されにJPTをリスニング(LC)とリーディング(RC)に分けて、それぞれSPOTとの相関を検討しても同様の傾向がみられた。SPOTとJPTリスニングでは r=.817, SPOTとJPTリーディングではr=.822と、どちらも非常に高い相関が示された。さらに、SPOTの得点を利用し、JPTスコアを予測することを試みることにより、基礎研究としての一つのモデルを提示することができた。これは、SPOTの信頼性を高める結果となり、時間と費用における制約を考えなければならない教育現場において、学習レベルの把握、レベル分けなどの際に、今後SPOTが大いに活用できると期待される。
  • 8.

    한·일 양 언어 들숨 쉿소리의 의미와 기능

    Kwangjoon Min | 2012, (35) | pp.121~135 | number of Cited : 1
    Abstract
    본고에서는 한·일 양 언어의 음성커뮤니케이션의 실체를 구체적으로 밝히기 위한 기초적인 연구로서 들숨 쉿소리의 의미와 기능에 대해서 분석한 결과를 보고하기로 한다. 일본어의 경우는 사다노부(2007)의 발화자료를 이용하고, 한국어의 경우는 텔레비전 방송의 각종 대담, 인터뷰, 토크 프로그램과 드라마를 녹화하여 분석하였다. 그 결과를 요약하면 다음과 같다. 첫째, 한일 양언어의 들숨 쉿소리는 공통적으로 간투사적 들숨 쉿소리, 정중도 표시자적 들숨 쉿소리, 국면 회피적 들숨 쉿소리로 분류할 수 있다. 둘째, 한국어의 간투사적 들숨 쉿소리에는 공격적인 것과 비공격적인 것이 관찰되나, 일본어의 경우는 공격적인 들숨 쉿소리는 관찰되지 않는다. 간투사적 들숨 쉿소리에는 시선 돌리기, 눈살 찌푸리기, 고개 갸웃거리기 등의 행동이 동반되는 경우가 많으며, 이와 같은 특징은 한일 양 언어에서 공통적으로 관찰된다. 셋째, 정중도 표시자적 들숨 쉿소리와 국면 회피적 들숨 쉿소리는 한일 양 언어에 모두 존재하며 그 의미 기능 또한 매우 유사한 특징을 보인다. 또한, 간투사적 들숨 쉿소리와는 달리, 시선 돌리기, 눈살 찌푸리기, 고개 갸웃거리기 등의 행동이 동반되지 않는다.
  • 9.

    Grammaticalization of Korean and Japanese Exceptive Expressions: from the viewpoint of Typology

    Park Kanghun | 2012, (35) | pp.137~151 | number of Cited : 3
    Abstract
    This paper aims to clarify (i) grammaticalization of Korean and Japanese exclusive expressions such as pakk-ey/oe-ey and hoka/igai from the viewpoint of linguistic typology, and (ii) what kinds of principles and mechanisms work there. The proposals of this paper are as follows:a. Grammaticalization of exclusive expressions in human languages such as pakk-ey/oe-ey in Korean, hoka/igai in Japanese, but in English, auβer in German and buiten in modern Dutch is cross-linguistically quite similar, that is, their usage originally comes from 'the out', which is also supported by their etymology. b. Grammaticalization processes of the expressions in Korean and Japanese are also quite similar as followed:(i) semantic change: physical space > non-physical space > exclusion (ii) categorical change: noun > adverb > postposition/negative sensitive item In addition, the above processes are similar to ones of the other languages. Therefore, it can be generalized that the exclusive expressions in human languages similarly undergo the semantic and categorcial changes. c. [Principles and mechanisms]: the semantic change can be explained by decategorization in terms of grammaticalization theory and the categorical change can be described by unidirectionality.
  • 10.

    헤이안(平安)문학의 한국어역에 대하여 -산문문학의 번역어 중 명사(나라이름, 山·河(川)·寺, 악기, 식물)를 중심으로-

    박경화 | 2012, (35) | pp.153~170 | number of Cited : 0
    Abstract
    본 연구는 헤이안문학 작품의 한국어 번역어 중 명사(나라이름, 山·河(川)·寺, 악기, 식물)를 발췌하여 역자들 간의 일치와 불일치, 오역에 관한 사항을 살펴보았다. 분석 대상은『겐지이야기(源氏物語)』(유정),『겐지이야기』(전용신),『겐지이야기』(김난주),『마쿠라노소시』(정순분),『아무도 모를 내 다니는 사랑길 원제; 伊勢物語』(구정호),『쓰쓰미추나곤 모노가타리』(유인숙·박연정·박은희·신재인),『청령일기』(정순분),『아지랑이 같은 내 인생 가게로 일기』(이미숙),『무라사키시키부 일기』(정순분) 등 9작품이다. 본고에서는 명사 중 나라이름, 山 · 川(河) · 寺, 악기, 식물에 관한 것만 보고한다. 먼저 1)나라이름 百済(くだら), 新羅(しらぎ), 天竺(てんじく), 大和(やまと) 등은 백제, 신라, 인도, 일본으로 번역자 모두 일치하고 있음에 반해, 唐国(からくに)·唐土(もろこし)는 당나라 또는 중국으로, 高麗(こま)는 고려·발해·조선으로, 胡の国(このくに)은 북이(北夷), 오랑캐의 나라, 호나라 등으로 번역되어 있다. 이러한 불일치는 역사적 사실에 준거하여 번역한다면 일치를 이룰 수 있을 것이다. 2)山 · 川(河) · 寺는 한자어의 일본어 훈독, 음독, 한국어 한자음 등을 혼용하여 사용하고 있다. 이 문제는 먼저 이미 규정되어 있는 국립국어원의 ‘한글 맞춤법-외래어 표기 규정’에 따라 일치 시켜야 할 것이다. 3)악기명은 특히 불일치가 많았다. 중국으로부터 받아들인 악기를 자국의 고유한 음악에 맞게 형태를 바꾸어 사용한 것으로, 모양과 연주방법이 달라 여러 가지 이름으로 번역되고 있다. 이런 경우에는 굳이 우리나라의 악기이름과 일치시켜 옮기는 것보다 원음을 그대로 살려서 번역하는 것도 고유한 특징을 살릴 수 있는 방법이라 생각된다. 4)분석 대상어 중 가장 많이 등장하는 것은 식물이름이다. 번역어는 억새와 물억새와 같이 구분이 애매하여 불일치하는 경우와 오독으로 인한 오역이 간혹 보인다. 이 문제는 분량이 많은 작품을 한 사람이 번역하기보다 여러 사람의 공동 작업을 통한 확인이 누락과 오역을 줄이는 한 방법이라 생각된다.
  • 11.

    形容詞述語文における助詞「と」の文型と用法

    Haehwan Park | 2012, (35) | pp.171~188 | number of Cited : 4
    Abstract
    本稿は文型論の観点に基づき、日本語の形容詞述語文に使われる助詞「と」の文型と用法の特徴を分析考察した研究である。具体的には助詞「と」の使われる主要な文型について、各文型の主要用法、述語形容詞と名詞句の意味特徴と助詞の意味役割などの各用法の文型的な特徴、他の用法や文型との関係、他の助詞との関係や接点などの内容についての分析と考察を目的とする。分析の結果、日本語の形容詞述語文における助詞「と」の主要な文型と用法は、「N2は·が+N1と+形」文型の「親疎関係判断の対象、比較基準による同等判断、同価判断の対象、基準性の同価判断、空間量の基点基準」など、「N3は(が)+N2と+N1が+形」文型の「一般的関係判断の対象、親疎関係判断の対象、全面的関係不在判断」など、「N3に+N2は·が+N1と+形」文型の「比較基準による同等判断、単純な比較基準判断」などであった。また、助詞「と」の使われる形容詞述語文の文型と用法のその他の特徴として、助詞「と」の文型が現れるのは「抽象的関係、精神及び行為、自然現象」などの三つの上位意味グループの中で「抽象的関係」のグループのみであること、助詞「と」の文型には1項目表現は見当たらないこと、助詞「と」は助詞「に·から」などとの接点や相互の交替が自由な場合が多いこと、文型においての名詞句の入れ替えや項目の順序の交替が可能な場合が多いこと、各文型の三つや二つの名詞句の項目は縮約の形で二つや一つに変換が可能な場合が多いこと、文型における本義の形容詞と転義の形容詞との特徴の違いが明らかであることなどが分かった。
  • 12.

    日本語会話の授業における演劇活動 -演劇がどのような領域に効果があると思われるかに関する学習者の意識調査-

    사이토아케미 | 2012, (35) | pp.189~208 | number of Cited : 5
    Abstract
    筆者は、中級日本語会話の授業において10年ほど前からグループ発表としての演劇活動を取り入れてきた。まず、演劇のためのグループを作り、グループの会議を通して演劇の内容を決定する。その後2週間ほどかけて台本を作成し、授業中に台本の読み合わせをする。教師は、読み合わせに参加し、アクセント、イントネーション等の発音指導をする。その後、グループごとに稽古を繰り返し、約1ヶ月後に教室で発表する。発表のあとで学生と教師による評価をし、その後学生の演劇に対する考えに関するアンケート調査を実施した。ここでは齊藤(2012)で行なった調査の内容を大幅に修正し、演劇が日本語学習のどのような領域に効果があると思われるのかを調査し、その結果を分析している。このような研究をすることによって演劇活動が日本語会話学習に与える影響を明らかにし、今後の日本語教育に役立てようとするものである。調査の結果、中級日本語会話の授業に演劇を取り入れることによって、学生達は、日本語学習の多くの領域において効果があると感じていることが明らかになった。
  • 13.

    韓國語와 日本語의 漢字語 比較 -조사 대상 및 기준 설정을 중심으로-

    Minchul Shin | 2012, (35) | pp.209~221 | number of Cited : 10
    Abstract
    본 연구는 한국어와 일본어의 어휘부(語彙部)에서 높은 비중을 차지하는 한자어에 주목하여, 양 언어에 있어서의 한자어의 사용 양상, 서로의 유사점과 상이점, 상호 영향 관계 등을 밝히는 것을 최종적인 목적으로 이루어지는 것이다. 본고는 그것을 위한 준비 단계로서 무엇을 대상으로 어떤 기준으로 한자어를 조사할 것인가에 초점을 맞추고 있다. 조사 대상으로는 시소러스(thesaurus)의 기능을 갖는 양 언어의 표준적인 국어사전으로 정했고, 양쪽의 표제어를 고려하면서 조사 기준을 설정했다. 실제 조사는 한국어는「가」항, 일본어는「あ」항만을 대상으로 실시하였다. 그 결과 얻어진 한자어를 대상으로 각각의 언어에서만 보이는 한자어에 대해 그 특징을 알아보았다. 한국어에만 있는 한자어 중에는 일본어 국어사전에서도 확인되는 것들이 있었는데, 음(音)이 아니고 한자의 일부 또는 전부를 훈독하고 있어 혼종어와 고유어(「和語」)에 속하는 것들이다. 또한, 한국어 쪽에는 한문 어구(語句)나 문(文)이 들어있기도 한데, 한국어에서는 이런 한자어가 사전의 표제어로 등장한다는 것이 특징이다. 이를 통해 한국어가 일본어에 비해 한자, 한문의 영향을 더 많이 받았다는 것을 간접적으로 알 수 있었다. 앞으로의 계획으로는 조사 범위를 사전 전체로 확대시키고, 조사된 한자어를 양쪽 언어에 있는 한자어, 각각의 언어에만 있는 한자어로 분류한 다음 여러 관점에서 분석을 시도하고자 한다. 이 연구가 완성되면 한국어와 일본어의 어휘를 좀 더 자세하고 특징적으로 기술할 수 있을 뿐만 아니라, 한일 양 언어 모두 근대로 오면서 한자어가 증가한다는 것을 생각하면, 그 증가와 변화를 추적함으로써 문화의 변화도 탐색할 수 있을 것으로 기대된다.
  • 14.

    A Survey on Leaner-Centered Japanese Education -through the DigitalStorytelling and Theater in Education-

    안원실 | 2012, (35) | pp.223~236 | number of Cited : 3
    Abstract
    The recent way of the education has been requiring the change for self-directed learning that is a unsupervised learning by learner, not the education for the transfer and acquisition of knowledge that is a teaching by rote. Various learning method has been studied and suggested for foreign language learner, but there is a few case that is applied at the educational practice. Storytelling has been studied and applied at the field of foreign language education for last decades. Although reported as a effective way, traditional storytelling need additional survey regarding a learning method because language education have to take into consideration the expressive function of language as well as understanding about their culture, life and history. The goal of this research is to inspect the digital storytelling and education theater and suggest the education model to improve the learning effect. Digital media has the interactivity among the member, and can attract voluntary participation from learner through cyber space. This mean OM(open method) that is ultimate goal of our education method. Digital media make it possible to gather and exchange the necessary material, also discuss and revise the whole work in the cyber. Education theater help us the understanding of foreign cuture and life. This paper is to suggest the learning model combined the digital storytelling and education theater and evaluate its effect with statistical evaluation technique(paired sample t-test).
  • 15.

    日本の道路標識のパターンから見る言語景観研究

    MINHO YANG | 2012, (35) | pp.237~247 | number of Cited : 2
    Abstract PDF
    本稿では実際に本人が集めた言語景観の写真資料をもとに道路標識の表記の傾向や多言語表記のパターンについて考察した。その結果, 初期段階に単一言語表記(J)から徐々に多言語表記(J·E·P)に変わっていくことが分かった。また、道路標識の言語表記が統一(漢字)に向かっていることが分かった。なお、言語表記(英語)が正しく自然な表現が施されつつあることが分かった。そのうち、一番多く見られるパターンは「日本語‐英語」の対応である。また、多くの観光客が訪れる施設や道路には韓国語などが付けられているケース(写真5)もある。これは国際化に伴う自然な現象であるが、日本人にとっては装飾的な効果に過ぎないと言えるだろう。一般的に言語景観に登場する多言語表記は田中(2009)が指摘している多言語の標準モデル(日·英·中·韓·ピクトグラム)に当てはまるが、本稿で紹介した道路標識に限定して説明すると多言語の標準モデルの適用は難しい。したがって、多言語表記の政策は場面や相手によって修正する必要があると思う。今後、韓国の調査結果と比較し、日本と韓国の多言語表記の異動について分析を進めていきたい。
  • 16.

    중학교 일본어 교과서의 쓰기 활동에 관한 고찰 -쓰기 유형 분석을 중심으로-

    HyunJung Oh | 2012, (35) | pp.249~261 | number of Cited : 1
    Abstract
    본고에서는 제7차 개정 교육과정 중학교 생활일본어 8종 교과서를 중심으로 쓰기 활동이 어떻게 유도되고 있는가에 관해 알아보았다. 그 결과 현행 중학교 일본어 교과서의 쓰기 활동은 대부분 통제 작문으로 구성되어 있으며 유도 작문이나 자유 작문의 도입은 매우 미진하였다. Rivers(1981)의 쓰기 지도 단계에 따라 분석한 결과, 제 1단계 ‘베껴쓰기’는 20.1%, 제 2단계 ‘재현’은 61.9%, 제 3단계 ‘재배열’은 11.4%, 제 4단계 ‘유도 작문’은 5.0%, 제 5단계 ‘자유 작문’은 1.6%로 나타났다. 본고에서 분석한 내용을 바탕으로 제 7차 개정교육과정 쓰기 활동의 문제점을 제시하면, ①쓰기 교육을 기준으로 볼 때 교과서 간 편차가 매우 크다 ②전체적으로 ‘통제 작문’ 의 비중이 매우 높으며 특히 ‘재현’ 단계의 편중도가 높다 ③‘자유 작문’의 비중이 매우 낮다 ④‘베껴쓰기’ 단계에서 가타카나 쓰기의 비중이 낮다 등이다. 쓰기 활동은 사고 및 창조 활동과도 밀접한 관계를 가지고 있어 다른 기능에 비해 난이도가 높고 복잡하기 때문에 문자를 쓰는 단계에서 낱말과 문장으로 쓰기 단위를 확대하여 최종적으로 자유 작문이 가능하도록 하기 위해서는 단계적이고 체계적인 지도가 필요하다고 하겠다.
  • 17.

    反事実性をあらわす「した/していることになっている」

    Yoshida, Reiko | 2012, (35) | pp.263~276 | number of Cited : 0
    Abstract
    本稿は「その金を私が盗んだことになっている」「あの政治家は今、入院していることになっている」といった反事実性をあらわす文の特徴を、従来研究されてきた反事実的な条件文等と比較しつつ明らかにすることを目的とする。まず、「~ことになっている」という形式の固定化を指摘したうえで、次のような特徴について述べた。①この形式は条件文を成さずとも基本的に反事実性をあらわしうる。②スルとナルから成るこの形式において、ナッテイルはナッテイタとテンス対立をもつ。スルは、非過去形「する」の場合は可能性、「した、している」の場合は反事実性というように、テンス、アスペクト形式とモダリティ(リアリティ)が相関する。この相関性は従来指摘さている反事実的な条件文の特徴と共通するが、シタやシテイルが時間的意味をも持ち続けている点が条件文の場合と異なる。③過去形「した」、パーフェクト相「している」は過去という共通点により変換が可能。これら2つと,継続相「している」は、それぞれ過去,および現在であり、出来事の真偽確定ができるため反事実性をあらわすことが可能である。
  • 18.

    輕脣音化의 반영을 통해 본 베트남漢字音의 母胎에 관하여 -日本漢字音과의 比較를 중심으로-

    Lee, Kyong Chul | Lee Sang Hee | 2012, (35) | pp.277~295 | number of Cited : 4
    Abstract
    본고에서는 베트남漢字音과 日本漢字音의 吳音과 漢音의 比較分韻表를 작성하여 秦音에서 발생한 輕脣音이 베트남漢字音에 어떻게 반영되었는지, 또한 그 분석을 통해 베트남漢字音이 어느 시대음을 母胎로 하고 있는지 고찰하였다. 秦音에서 輕脣音化한 10개韻에 대해서 베트남漢字音에 반영된 양상을 검토한 결과 다음과 같은 결론에 이르렀다. 1)日本 吳音은 南北朝期의 南方系 字音을 母胎로 하고 있기 때문에 시기상으로 輕脣音을 반영하지 않으며, 日本 漢音은 日本語의 音韻體系上 p계의 重脣音과 f계의 輕脣音의 구별이 없기 때문에 聲類에서는 輕脣音의 반영이 나타나지 않지만, 韻類에 輕脣音을 명료하게 반영하고 있다. 2)베트남漢字音의 聲母에서는 주로 幇·竝母를 b로, 非·奉母를 ph로 변별하여 수용했다는 점, 그리고 明母를 m으로, 微母를 v로 수용했다는 점을 통해 輕脣音化의 반영을 알 수 있다. 단지 聲母에도 상당수 輕脣音化 이전의 층이 혼재하고 있다. 3)베트남漢字音의 韻母에서는 日本 漢音의 경우처럼 牙喉音字와 輕脣音字의 字音形 차이에 대한 분석을 통해 輕脣音化의 반영 여부를 확인할 수 있다. 陽韻의 -ɔŋ/k형, 元韻의 -an/t형, 文韻의 -ə:n/t형, 鍾韻의 -oŋ/k형과 -ɔŋ/k형, 凡韻의 -am/p형, 微韻의 -i형, 廢韻의 -ɛ형, 東韻의 -uŋ/k형과 -ɔŋ형, 虞韻의 -o형과 -u형, 尤韻의 -u형은 輕脣音化를 반영한 字音形이며, 陽韻의 -ɯəŋ/k형, 元韻의 -jən/t형과 -on형, 鍾韻의 -uŋ형, 凡韻의 -jəm형, 微韻의 -ji형, 虞韻의 -ɔ형과 -ə:u형, 尤韻 非·敷·奉母字의 -əu형과 -uu형은 輕脣音化 이전의 층을 母胎로 하는 字音形으로 확인되었다. 4)輕脣音化의 반영 여부를 통해 베트남漢字音이 秦音을 母胎로 하고 있는 층이 주층을 이룬다는 점은 기존의 논과 크게 다르지 않음을 확인할 수 있었다. 단지 베트남漢字音 역시 韓國漢字音처럼 여러 층이 혼재하고 있음을 알 수 있었다. 앞으로 중국어의 音韻變遷에 관한 사항별로 베트남漢字音의 여러 층을 세부적으로 분류해내는 작업이 절실히 요구된다.
  • 19.

    가고시마방언의 단모음화와 장모음화 -최적성이론에 의한 분석-

    LEE BYEONG HOON | 2012, (35) | pp.297~312 | number of Cited : 2
    Abstract
    본 연구는 일본어의 가고시마방언에 나타나는 장모음의 단모음화와 단모음의 장모음화를 최적성이론의 틀 속에서 분석한 것이다. 가고시마방언에서 장모음의 단모음화가 일어나는 것은 당 방언에서는 입력형과 출력형 간의 길이(모라수)의 변화를 금하는 Ident-Lenth 제약보다 장모음을 금하는 NLV 제약이 상위의 제약으로 작용하기 때문이다. 이렇게 가고시마방언에서는 NLV 제약이 Ident-Lenth 제약보다 상위에 위치하기 때문에 모음융합이 발생할 경우에도 도쿄방언에서와 같은 보상적 장음화가 나타나지 않고 융합된 모음이 단모음으로 나타난다. 한편, 1음절의 개음절어가 단독으로 발음될 때 단모음의 장모음화가 일어나는데, 이는 운율단어가 최소 2모라의 길이를 가질 것을 요구하는 WdMin 제약의 작용 때문이다. 가고시마방언에서 WdMin 제약은 NLV 제약보다 상위제약이라 단음절어에 있어서는 NLV 제약의 위반에도 불구하고 장모음화가 나타나는 것이다. 가고시마방언에서 2모라어의 모음융합에 나타나는 장모음화도 WdMin 제약의 작용 때문이다. 2모라의 단어에서 모음융합이 발생할 때 장모음화가 일어나지 않으면 출력형은 1모라가 되어 WdMin 제약을 위반하게 된다. 이를 피하기 위해 2모라어에서 모음융합이 일어날 때는 장모음화가 발생하는 것이다. 결론적으로, ⟦WdMin ≫ NLV ≫ Ident-Lenth⟧와 같은 제약순위의 부여로 가고시마방언에 나타나는 장모음의 단모음화와 단모음의 장모음화라는 역방향의 변화를 모순 없이 설명할 수 있다.
  • 20.

    終助詞「わ」に関する一考察 -位相語研究の観点から-

    이시야마데쓰야 | 2012, (35) | pp.313~326 | number of Cited : 3
    Abstract
    本稿は、日本のドラマ8作品に現れた終助詞「わ」を上昇調のものと下降調のものに区別して、それぞれの使用者がどのような言語使用傾向を見せるかを分析したものである。その結果、上昇調の「わ」は、主に30代と40代の女性が楽に話せる相手との会話で多く用い、「かしら」、タメ語の会話において用いられる「でしょう」といった女性的特徴を持つ形態と共に用いられるケースが多いため、女性的特徴を表す形態といえることがわかった。ただし、フィクションの世界において上昇調の「わ」は頻繁に用いられるが、自然会話においては衰退傾向にあり、女性らしさを演出する役割語にシフトしてきているといえる。特に、対者敬語と共に用いられる上昇調の「わ」に関しては全く使用が観察されず、ほとんど死語と化してきていると述べて差し支えなかろう。また、下降調の「わ」は、それ自体が男性語でありながら、「ぞ」「ぜ」「さ」といった他の男性語とは共起しにくく、タメ語での会話において「でしょう」を使う、どちらかというと男性的な要素が薄い言語使用傾向が見られる男性登場人物によって頻用されていた。また、下降調の「わ」は、タメ語での会話において現れやすく、その使用者は自称詞に俺を使用する話者であり、「てしまう」の縮約形である「ちゃう」、間投助詞「さ」といったインフォーマルな形態と共起しやすいことも明らかになった。これは下降調の「わ」がソフトでさっくばらんな語り口の男性によって頻用されていることを表すものである。
  • 21.

  • 22.

    韓国人日本語学習者と日本語母語話者における受動表現使用の違いについて -事態把握の観点から-

    정재희 | 2012, (35) | pp.343~358 | number of Cited : 1
    Abstract
    本研究は、韓国語と日本語の事態把握のスタンスの違いを、受動表現を用い、両言語の母語話者が一連の出来事においてどういう事態把握を行うのかについて対照かつ分析した。詳しくは、受動表現が用いられる場面11個を決め、両母語話者の受動表現の使用数から、どこに焦点が固定され、どのように事態を捉え、言語化しているのかについて質的に分析かつ考察を行った。その結果、場面·状況毎による両母語話者の受動表現使用に関しては、韓国人日本語学習者は、直接受動の有情物受動が用いられる場面で受動表現使用が多く、なお、韓国語では存在しない非所有物受動においては受動表現使用があまり見られなかった。一方、日本語母語話者は、全体的に受動表現使用が多く見られていたが、話の主人公に起きている出来事を中心に言語化し、そういった場面で受動表現が多く見られた。次に、両言語の母語話者の事態把握のスタンスに関しては、韓国語母語話者であっても上級学習者においては目標言語の母語話者に近い認知的な営み、つまり、主体的な性格の認知的営みがなされていることが窺えた。一方、日本語母語話者は、話の中心になる人物に焦点を固定し、話し手自身が言語化する状況の中に身をおいて話を進める、つまり、主体的な性格の認知的営みが見られ、日本語が主観的な事態把握を相対的に広範囲で許容される言語であるという先行研究からの結果が本研究でも再確認されたと言える。
  • 23.

    日韓における人称代名詞·呼称の「あなた」と「当身」 -等称·下称·敬称を含む多義性の考察-

    정정미 | 2012, (35) | pp.359~383 | number of Cited : 1
    Abstract
    本稿では、日韓の人称代名詞・呼称である「あなた:貴方」と「当身:dangsin」について、文脈における意味合いを含む多義性を中心に用言の共起を踏まえて対照考察を行った。特に語用論的観点から、それぞれを用いる場面や状況、人間関係(「聞き手」と「話し手」)に基づいて「等称(Formal)」・「下称(Informal)」・「敬称(Respect)」の3つに分けて分析した結果、次の特徴や傾向が確認された。「等称」では、「当身」より「あなた」の方が使用の範囲が広く、両者は主に中年の人々が使う傾向が強い。一方、共起する用言は「当身」の方が幅広いが、両者と も愛情を込めたぞんざいな用言が自然である。「下称」では、相手を咎めたり、叱責したりする場面で用いるという共通の傾向がある。両者における違いは親が子供に「あなた」を使うのに対し、「当身」は使えない。また「等称」と同様にぞんざいな用言との共起が一般的であるが、けなす意味合いが強く、上下・力関係によって上位の者が用いる。「あなた」と「当身」はともに「敬称」として用いられるが、前者は2人称、後者は3人称として使うのが対照的である。敬うという目的からの「あなた」と「当身」は丁寧な用言と共起し、ことに神に対しては両者ともに最敬体の用言を用いる。
  • 24.

    『捷解新語』に見られる「道理」「通」について

    CHO, GANG-HEE | 2012, (35) | pp.385~400 | number of Cited : 1
    Abstract
    本稿では、対訳による「だうり(道理)」と「たうり(通)」「とうり(通)」の語義について分析を行い、「だうり(道理)」の語義の推移について探ってみた。その結果は、次の通りである。(1)原刊本から改修本への改修は、対話文の内容をより明確にするため、的確な言葉に変えた結果である。その結果、原刊本の「だうり(道理)」は、改修本で形式名詞「わけ」「よう」「たうり」「こと」へ改修される。また、原刊本の「やう」「まま」「ぶん」「ごとく」「だうり(道理)」は、改修本で「たうり(通)」へと改修が行われている。(2)「だうり(道理)」の対訳に漢字表記の「道理」が示されているが、これは捷解新語の対訳によく見られる、いわゆる日本の漢字語の表記をそのまま用いる表記法である。(3)「だうり(道理)」が用いられている対話文の内容や、改修本への改修、また「たうり(通)」との関係などから、16․17世紀の日本語「道理」には、辞書類の語釈である「当然のすじみち。人間として守らなければならない道。など」のような意味以外に、「たうり(通)」の「それと同じ経過をたどる、また同じ状態にあること。それと同様なこと。」の意味も含んでいたことが対訳語の考察から明らかになった。これは形式名詞としての使いであり、その対訳は「시(ように)」「대로(まま)」「치(ごとく)」「줄(ように)」「까닭(わけ)」などが対応している。なお、「道理」の語義をその対訳から探ってみたが、日本語の「道理」の語史については述べていない。今後、日本国内資料を中心に、語史の上から考察してみたい。
  • 25.

    有対他動詞ス形と有対自動詞(サ)セル形の意味的対応について -無情物のヲ格名詞の例を中心に-

    조남필 | 2012, (35) | pp.401~417 | number of Cited : 1
    Abstract PDF
    本論文では、無情物のヲ格名詞における有対他動詞ス形と有対自動詞(サ)セル形との意味的な対応を考察した。例えば、「気分を{晴らす/晴れさせる}」や「玉を{転がす/転がらせる}」などの動詞句における意味的な対応である。事態の「特定成立と特定生起」、また「結果成立と結果生起」によって、並存する有対他動詞ス形と有対自動詞(サ)セル形とが分けられることを述べた。「特定成立」とは「特定の時期に特定の動作・作用を起こす」、「特定生起」とは「特定の時期に特定の動作・作用を生じさせる」、「結果成立」とは「無かった状態から動作・作用の結果を起こす」、「結果生起」とは「無かった状態から動作・作用の結果を生じさせる」、ことである。考察の結果、有対他動詞ス形は事態の「特定成立と結果成立」として特徴付けられること、有対自動詞(サ)セル形は「特定生起と結果生起」として特徴付けられることを述べた。具体的に、「気分を晴らす」は、無かった状態の動作・作用の結果を起こす「結果成立」を表すと考えることができる。「気分を晴れさせる」は、無かった状態の動作・作用の結果を生じさせる「結果生起」を表すと考えることができる。「気分を{晴らし/?晴れさせ}ていく」や「太郎の気分を{??晴らし/晴れさせ}た」で確かめられた。一方、「玉を転がす」は、特定の時期に特定の動作・作用を起こす「特定成立」を表すと考えることができる。「玉を転がらせる」は、特定の時期に特定の動作・作用を生じさせる「特定生起」を表すと考えることができる。「玉を{転がし/*転がらせ}がちだ」や「30分かけて玉を{?転がし/転がらせ}た」で確かめられた。     本論文では、無情物のヲ格名詞における有対他動詞ス形と有対自動詞(サ)セル形において、「特定成立と特定生起」、また「結果成立と結果生起」という意味的な対応を提示した。
  • 26.

    韓日語副詞「せいぜい」와「겨우/고작」의 對照硏究

    Aesook Cho | 2012, (35) | pp.419~438 | number of Cited : 0
    Abstract
    본 연구는 とりたて의 관점에서 일본어 부사「せいぜい」와 한국어 부사「겨우」「고작」을 대상으로 개별형식의 통사적 특성 및 의미적 특성을 비교 고찰한 연구이다. 통사적으로「せいぜい」및「겨우」「고작」의 공통점은, 우선, 연용수식어로서의 職能이 없고 とりたて助詞와도 共起할 수 없으나 명사나 수량사 등의 체언을 수식할 수 있다. 이러한 특징은 다른 副詞들과 구별되며 특히「せいぜい/고작」의 양자는 指定詞「~だ/~이다」를 동반하여 술어로서 기능한다는 점이 특징적이다. 따라서 韓日語 대응관계를 보면「せいぜい」는 문중에서는「겨우/고작」의 양자가 대응하지만,「겨우」가 指定詞「~이다」를 동반한 술어적 기능을 가지지 않기 때문에 술어로서 기능하는 경우는「고작」만이 대응한다.「せいぜい」및「겨우/고작」의 통사적 차이점은, 격조사와의 共起에 있어「せいぜい」는「が」와 동반할 수 있으나「겨우/고작」은 동반할 수 없다는 점과「せいぜい」는 정도화된 표현을 동반한 경우에 한하여 命令, 意志의 모달리티形式과 共起할 수 있으나「겨우/고작」은 共起할 수 없다는 2가지 점을 밝혔다. 의미적으로「せいぜい」및「겨우」「고작」은 모두 수식대상인 自者에 대한 低評價를 표시하며, 해당 요소가 기대치에 크게 미치지 못함을 함축하고 있다는 점에서 동일하다. 이러한「せいぜい/겨우/고작」에 나타나는 自者가「기대에 못 미치는 요소」라는 의미는 화자의 기대를 전제로 한다는 점에서 공통된다. 또한 自者와 他者사이에 尺度상의 序列이 존재하며 自者와 他者의 관계는「높은 위치의 他者」와「낮은 위치의 自者」이다. 한편「기대에 미치지 못하는 요소」를 수식한다는 점에서 부정적인 평가란 해석이 나타나기 쉬우나 문맥에 따라 긍정적인 경우에도 사용가능하다.「せいぜい」및「겨우/고작」의 의미적 차이로는「겨우/고작」은 의미적으로「せいぜい」뿐만 아니라 유의어인「たかだか」와도 대응관계에 있기 때문에「せいぜい」와는 달리「겨우/고작」은「限度」뿐만 아니라「價値性」을 문제시하는 문장에서도 허용된다는 것을 지적하였다. 이처럼「せいぜい」및「겨우」「고작」은 공통적으로「<문중에서 초점화(focusing)되는 요소[自者]>와 <그와 대비되는 다른 요소[他者]>와의 範列的関係(paradigmatic relation)」를 나타내는 의미적 특징을 가지고 있다는 점에서 とりたて副詞의 일종으로 자리매김할 수 있다.
  • 27.

    文章構成に着目した日本語作文授業の実践研究 -ピア・レスポンスを通じた学習者の作文の変化を中心に-

    코가마키코 | 2012, (35) | pp.439~459 | number of Cited : 7
    Abstract
    古賀・青木(2012)によると、近年大学生に求められる能力の一つに論理的表現力が挙げられる。これは、論理的思考力、論理的構成力、メタ言語能力などを包括する概念であり、日本語学習者にとっても必須の能力であるといえる。大学の日本語教育における論理的表現力の育成を目的にスピーチ指導を行った古賀・青木(2012)および古賀(2012)の研究における課題をふまえ、筆者は共同研究者とともに中~上級の韓国人大学生を対象としてピア・レスポンス活動を取り入れた作文授業をデザインした。本稿はそのうち、文章の構成に着目した授業の実践について、学習者の書いた作文の変化から学習効果の分析を行うものである。学習者が授業前と授業後に書いた作文を比較分析した結果、17名中16名の学習者の作文において、要素の追加・削除、配列の変更など、構成の変化が明らかになった。作文プリントの書き込みを検証した結果、構成の変化には、グループによるピア・レスポンスの影響がみられた。ここにおいて、ピア・レスポンスのプロセスが論理的表現力の伸長、すなわちメタ認知の強化につながっていることが示唆された。さらに、日本人教師10名を対象に作文の評価調査を行った結果、文章の構成の変化が評点の向上につながることが明らかになり、評価者のコメント分析からは、今後の授業実践の指針となる評価の観点も得られた。
  • 28.

    韓国人日本語学習者による文末表現の使用の一考察 -終助詞の役割語としての機能を中心に-

    하마바타 시즈카 | 2012, (35) | pp.461~473 | number of Cited : 2
    Abstract
    これまで「男性語」「女性語」など、社会言語学的観点からの位相差による言語使用特性が注目されていた。しかし、近年では、その位相差に加え、「役割語」の観点から言語研究が行われつつある。役割語の認識は日本語母語話者だけに必要なものではなく、日本語運用能力を高めるために中上級の外国人日本語学習者にも必要とされるものであると思われる。よって、本研究では、韓国人日本語学習者がどのような表現を選択し、特定の人物像を作り上げているのか、考察することにする。主に男性·女性多用傾向の終助詞に着目する。彼らの使用する役割語と、日本語会話教材が提示する会話文における役割語との使用傾向の相違点を見つけることで、中上級日本語学習者が適切な場面で、より自然な表現が使用できるよう今後の指導の一手がかりになるはずである。調査の結果、学習者も日本語母語話者作成の日本語会話教材と同様に終助詞を適宜使用できていた。しかし、終助詞の接続形の選択ミスなどにより、男性発話が女性的·幼児的発話になっているケースが見られた。また女性発話の場合は、若年層の設定であるにもかかわらず、終助詞の選択ミスにより、老年層を想像させたり、あるいは乱暴に捉えられるような印象を与えていた。終助詞の意味·用法の理解はできていても、その年齢や人物像とそぐわない形式が存在していた。このような使用例があることから、中上級日本語会話の授業では、その表現を使用した場合のイメージや役割も一緒に指導していく必要がある。
  • 29.

    韓国の四年制大学における母語話者日本語教師の役割と能力 -学習者·韓国人教師·母語話者日本語教師の比較を中心として-

    Honda Miho | 2012, (35) | pp.475~493 | number of Cited : 3
    Abstract
    韓国の大学においては、近年、教育的目標として日本文化理解とコミュニケーション能力が強調されているが、具体的なコースデザインは各大学の裁量に任されている。そのため母語話者日本語教師(以下、母語話者教師)に望まれる資質を提示したものはなく、共通に求められる条件や教師像を客観的な資料に基づいて認識するのは難しい状況である。しかし、各大学には何らかの「不文律」としての基準が存在しているはずである。本稿では、韓国の四年制大学の日本関連学科に所属する学習者、韓国人教師、母語話者教師を対象に行った質問紙調査によって得られた結果を用いて探索的因子分析を行い、三つの集団が求める母語話者教師の役割と能力を明らかにした。続いて因子分析結果を基に多変量分散分析、多重比較によって集団間を比較し、集団が求める母語話者教師像の特徴を明らかにするとともに、母語話者教師の認識の低い因子を発見した。分析の結果、三集団が求める母語話者教師の役割と能力に関する因子は「融和的人格」「日本語·日本語教育の専門性及び授業実践能力」「大学教師としての経験·教養」「授業外での指導·活動」「韓国文化理解·韓国語能力」の5つであった。その中で、母語話者教師が学習者、或は韓国人教師との間で有意な認識の差が認められた因子は「融和的人格」「大学教師としての経験·教養」「韓国文化理解·韓国語能力」であった。この三つの因子において母語話者教師の認識は他の集団より低いという結果であった。