@article{ART000974016},
author={Woo Sujin},
title={A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment},
journal={The Journal of Korean drama and theatre},
issn={1225-7729},
year={2004},
number={19},
pages={42-71}
TY - JOUR
AU - Woo Sujin
TI - A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment
JO - The Journal of Korean drama and theatre
PY - 2004
VL - null
IS - 19
PB - The Learned Society Of Korean Drama And Theatre
SP - 42
EP - 71
SN - 1225-7729
AB - 本稿は, 1900年代中盤における1910年代初めまでの各種新聞と雜誌を中心にして臺頭した演劇改良論が, 文明開化論の磁場の中で文明談論と國民國家談論を再生産する機制を究明することを目的とする.演劇を傷風敗俗の機關としてのみ考え, 協律社の廢止を主張した文明開化論者達は, 演劇が國民化のための感化機制打ということを新たに認識し, 近代的な演劇制度として改良することを主張した.
演劇改良論とは1906年, 高宗の命令にも拘らず, 協律社の廢止が實質的に不可能となり, 他の私設劇團までも徐々に新設され始めた頃, 新聞と雜誌上において演劇改良の必要性を主張した論議のことである. 本稿では1906年に再開された協律社の廢止を主張した論議等を協律社廢止論と規定し, 演劇改良論と區別した.
協律社廢止論は協律社がはじめて近代的な屋內劇場であったことで, 近代的な演劇制度に對する最初の社會的公論であったが, 依然と性理學的な世界觀を基にする演劇否定論ないしは演劇廢止論であった. だが, 協律社廢止論は演劇に對する關心を新聞という公的な談論の場へと引き込む結果をもたらした.
協律社廢止論が, 國民國家形成に對し及ぼす影響を否定的に見たとすれば, 演劇改良論はそれを肯定的に見た. すなわち, 演劇改良論において, 演劇は“國民發達”, “愛國思想”, “國民の忠義”を鼓舞するものだった. 私達は演劇改良論を主張した, 當時の論說を通して演劇改良論により演劇がこれ以上傷風敗俗の機關ではなく, 近代的な文明制度の一つとして認識され, 撤廢と排除の對象であった我々の演劇は, 改良を通じ近代的な文明制度內へと受入れられ, 取り込まれたことを知ることができる.さらに, 文明開化論者達は歷史的危機の克服する英雄や忠臣の物語に關する演劇を通じ, 國民の話を創出し, 究極的には國民統合に寄與できるものと期待した. 實際, 國民國家の形成期におけるあらゆる國家裝置と制度は, 國民化の過程に直接, 間接的に隷屬するのが常であり. 演劇もまた例外ではなかった. また, 演劇固有の國民統合的機能は, 感情の躍動的な働き掛け, すなわち, 感化機制にあるものと認識されており, 視聽覺的な媒體としての特性により, その敎育的役割は特に强調された. すなわち, 演劇は人間の感情に直接的に働き掛けるために, その敎育的な役割は, 文明化した多數の人々を國民として再生産するのに, 文字媒體よりも効果的であると思われた. 演劇改良論において, 打ち出された演劇改良の實際的な方策は, 內容的には忠臣․烈士の話となり, 形式的には視聽覺的な要素に對する改善および强調へと向かったのも, やはりそのためだと言える. 演劇改良論者たちは國難克服の英雄と忠臣こそが, 觀客を感化するもっとも望ましい感情移入の對象であると考えたのである.
初期の演劇改良論において文明開化論者たちは演劇を通じ, 廣汎な國民統合を達することができると考え, 演劇改良の必要を主張した. だが, 韓日倂合以降, 國民國家の形成が實質的に挫折した狀況において, 演劇改良論は徐々に國民統合よりは, 言葉どおり, 劇場をとりかこむ風俗的な次元での改良を强調する方向へと變わっていった. 演劇改良は今や文明開化や國民化を含み理念的なものではなく, 風紀紊亂防止および衛生等に對する實用的な方策を內容とするようになった. だが, 新聞と雜誌を舞臺にして, 文明談論ないし國民談論の次元において, 打ち出された初期の演劇改良論は, 演劇に對する否定的な認識を轉化することで, 實質的な次元において演劇を一つの近代的の文明的な制度として根付かせるのに寄與したものと評價できるであろう.
KW - Theatre(Hyup-yul-sa) Abolition Discourse;Theatre Improvement Discourse;civilisation;enlightenment;nation-state;the nationalized;sympathy (mechanism);modern theatrical system
DO -
UR -
ER -
Woo Sujin. (2004). A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment. The Journal of Korean drama and theatre, 19, 42-71.
Woo Sujin. 2004, "A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment", The Journal of Korean drama and theatre, no.19, pp.42-71.
Woo Sujin "A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment" The Journal of Korean drama and theatre 19 pp.42-71 (2004) : 42.
Woo Sujin. A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment. 2004; 19 : 42-71.
Woo Sujin. "A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment" The Journal of Korean drama and theatre no.19(2004) : 42-71.
Woo Sujin. A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment. The Journal of Korean drama and theatre, 19, 42-71.
Woo Sujin. A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment. The Journal of Korean drama and theatre. 2004; 19 42-71.
Woo Sujin. A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment. 2004; 19 : 42-71.
Woo Sujin. "A Study on the Theatre Improvement Discourse in the period of Enlightenment" The Journal of Korean drama and theatre no.19(2004) : 42-71.