@article{ART000977523},
author={安 增 煥},
title={Korean and Japanese in the light of Bible Translation},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2005},
number={27},
pages={5-23}
TY - JOUR
AU - 安 增 煥
TI - Korean and Japanese in the light of Bible Translation
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2005
VL - null
IS - 27
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 5
EP - 23
SN - 1226-3605
AB - 本稿の目的は韓國語と日本語との對照硏究の資料としての聖書の価値を述べることにあった。韓國語の聖書と日本語の聖書は完譯の時期が19世紀後半で一致しており、その後何回かの改譯を共に實施している。だから、これらの聖書は二國の現代語の変化過程が見られる通時的な對照資料であると同時に、類似した時期の共時的な對照硏究の資料としてもその価値が認められる。それに韓國語聖書も翻譯過程において日本語聖書の影響があまり大きくなかったので、これらの聖書は各々の言語の正体性を見せる非常に客觀的な資料になると思う。
まず、本稿では1950年代の二國の聖書に基づき二言語の相對的な特徵三つを究明することによって、對照資料としての聖書の価値を明白にしておいた。その一は、文章單位においての比較である。ここでは、複數の文を持って文章を構成する時、韓國語は日本語に比べ文の數がずっと少ないということが確認された。その原因は接續形態の分化ぶりにある(韓國語の方がもっと分化している)ということもわかって、代りに日本語は接續詞という品詞が相對的に多いことを確認した。その二は、日本語の「は」と「が」、そして韓國語の‘는’と‘가’の相關關係である。文法的な意味からは「は」は‘는’と、そして「が」は‘가’と基本的に似ているが、聖書から出現頻度を調べた結果では、日本語は「は」が多く韓國語では‘가’が多いということも明白に現れた。この現象はある事柄に對する認識の差のためであろうと推察した。その三は、敬語形態の比較である。この比較では、二つのことが明らかにされた。一つは、韓國語の敬語形態‘시’と對応する日本語の形態は「お~になる」「~られる」の他に、「てくださる」や「お(ご)+動詞の名詞形」など色々あるということであり、もう一つは、敬語形態の出現位置に注目すべき差があるということである。すなわち、日本語の敬語形態の出現は主節に集中しており、從屬節での出現は選擇的な性格が强いことがわかった。主体尊敬敬語ではほとんどの動詞に敬語形態が出現する韓國語とは違った現象であった。本稿でのこのような對照結果は聖書の翻譯や改譯の過程を考えれば信賴度がとても高いと見ざるを得ない。韓國語と日本語との對照資料としての聖書の価値はここにあるのである。
KW -
DO -
UR -
ER -
安 增 煥. (2005). Korean and Japanese in the light of Bible Translation. Journal of Japanese Culture, 27, 5-23.
安 增 煥. 2005, "Korean and Japanese in the light of Bible Translation", Journal of Japanese Culture, no.27, pp.5-23.
安 增 煥 "Korean and Japanese in the light of Bible Translation" Journal of Japanese Culture 27 pp.5-23 (2005) : 5.
安 增 煥. Korean and Japanese in the light of Bible Translation. 2005; 27 : 5-23.
安 增 煥. "Korean and Japanese in the light of Bible Translation" Journal of Japanese Culture no.27(2005) : 5-23.
安 增 煥. Korean and Japanese in the light of Bible Translation. Journal of Japanese Culture, 27, 5-23.
安 增 煥. Korean and Japanese in the light of Bible Translation. Journal of Japanese Culture. 2005; 27 5-23.
安 增 煥. Korean and Japanese in the light of Bible Translation. 2005; 27 : 5-23.
安 增 煥. "Korean and Japanese in the light of Bible Translation" Journal of Japanese Culture no.27(2005) : 5-23.