@article{ART001135372},
author={오주희},
title={前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2004},
number={22},
pages={99-114}
TY - JOUR
AU - 오주희
TI - 前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2004
VL - null
IS - 22
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 99
EP - 114
SN - 1226-3605
AB - 本論文は、現代日本語のモダリティ副詞「やはり」の統語的特徵を前提と文の階層性との關係を中心に考察したものである。
「やはり」は、ある前提を示唆しながら、「やはり」に後續する当該事態がその前提と合致することを表すものと考えられる。そして、「やはり」の示唆する前提としては、「社會的通念・常識」「話者個人の考え」「客觀的事態」の3種の前提が想定できる。
本論文では、文末モダリティ形式との共起關係にみられる相違によって、「社會的通念・常識」、「話者個人の考え」と当該事態との合致を表す場合を「やはり」の「用法Ⅰ」、そして、「客觀的事態」と当該事態との合致を表す場合を「やはり」の「用法Ⅱ」と、「やはり」の用法を2つに分けて、文の階層性との關係を中心に各用法の統語的特徵について考察を行った。
その結果、社會的通念・常識」「話者個人の考え」を前提にしている「用法Ⅰ」は、南(1974, 1993)のC類に屬するものであり、モダリティ副詞としての統語的特徵を持っているのに對して、「客觀的事態」を前提にしている「用法Ⅱ」は、B類に屬するものであり、「用法Ⅰ」に比べ、命題要素に近い統語的特徵を持っていることが分かった。兩者にみられる、このような統語的な差異は、各用法の持つ前提の內容とその現れ方に起因するものと解釋できる。
KW -
DO -
UR -
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오주희. (2004). 前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―. Journal of Japanese Culture, 22, 99-114.
오주희. 2004, "前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―", Journal of Japanese Culture, no.22, pp.99-114.
오주희 "前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―" Journal of Japanese Culture 22 pp.99-114 (2004) : 99.
오주희. 前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―. 2004; 22 : 99-114.
오주희. "前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―" Journal of Japanese Culture no.22(2004) : 99-114.
오주희. 前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―. Journal of Japanese Culture, 22, 99-114.
오주희. 前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―. Journal of Japanese Culture. 2004; 22 99-114.
오주희. 前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―. 2004; 22 : 99-114.
오주희. "前提を持つ副詞やはりの統語的特徵―文の段階性との關わりを中心に ―" Journal of Japanese Culture no.22(2004) : 99-114.