TY - JOUR AU - 박복덕 TI - 多文化家庭の言語生活に関する考察 JO - 日本硏究 PY - 2012 VL - null IS - 32 PB - The Center for Japanese Studies SP - 89 EP - 109 SN - 1229-6309 AB - 本論文は江原道内に居住の女性結婚移民者の中で、中国、日本、フィリピン、ベトナム等計116名を対象にして多文化家庭内の日常生活における言語使用について調査したものである。 まず、社会人口学的背景として年齢は、中国、日本出身は40代がもっとも多く、フィリピンは30代、ベトナムは圧倒的に20代(94.1%)が多かった。学歴は、全般的に高卒出身者がもっとも多かった。職業は、大部分の人々が専業主婦(62.1%)であることが分かった。韓国での居住期間は、ベトナム出身が最近1ー3年(52.8%)、4ー5年(23.5%)の間に入国していることが明らかになった。結婚過程においては、出身国別に著しい差が現れた。 二番目に、日常生活における言語使用については、1)韓国語の意思疏通能力は92.2%が'中·上'で応答した。2)誰かと韓国語で対話する時一番難しい相手としては半分(45.7%)に近い比率で周辺の人達を挙げた。3)難しい理由としては各出身国別に異なる理由を挙げていた。4)韓国語の学習期間は63.8%が1年以上であることが明らかになった。しかし韓国語を全く学んだことがないという場合も11.2%も現れた。5)韓国語の教育機関としては大部分の人々が多文化家庭支援センター(48.0%)で韓国語を学んでいることが分かった。しかし、いまだに一人で学習しているという応答者も16.5%も現れた。6)韓国語の学習の時言語機能の面では中国(56.5%)、日本(58.1%)、フィリピン(65.4%)は書くこと、ベトナム(41.2%)は話すことが最も難しいと答えた。7)難しい言語内容では日本(81.4%)とベトナム(64.7%)は発音が、中国(47.8%)とフィリピン(34.6%)は文法が最も難しいと答えた。8)子供と対話する時使用する言語は大部分の人々は韓国語(59.5%)だと答えたが、一部の人々は韓国語と自分の母国語を交えて対話する場合(32.8%)もあった。9)出身国を問わず全ての応答者が圧倒的の比率(95.7%)で子供たちに母国の言語と文化の教育を希望していた。10)子供たちに自分の母国の言語と文化を教えたい理由において中国は‘世界的な人材に育てたいから’(71.4%)が一番高い比率で現れ、日本は‘世界的な人材に育てたいから’(47.4%)、‘母国の文化を理解させたいから’(38.1%)、フィリピンは‘母国の文化を理解させたいから’(44.0%)、‘世界的な人材に育てたいから’(40.0%)、ベトナムは‘世界的な人材に育てたいから’(50.0%)、‘本人との円滑な意思疎通のため’(31.3%)と答えた。 上の結果を分析してみると多文化家庭の女性結婚移民者の韓国社会適応とともに幸福な家庭生活のために何よりも重要なことは‘意思疏通能力’であるということが分かった。言語疎通が円滑に行えなければ、家族扶養、近所付き合い、職場生活、情報入手等あらゆる日常生活において否定的な影響を及ぼすだけでなく時には家庭が破綻するケースも発生する。したがってこのような結果をもとに今後多文化家庭の女性結婚移民者の韓国語の教育は出身国別にひときわ細分化され学習者の要望に合った教材と教育プログラムが開発され運営されることが望まれる。 KW - Multicultural Family;Female Immigrants by International marriage;Gangwon Province;Korean DO - UR - ER -