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ナラ条件文の使い方に関する一考察- 前後件に因果関係が見られない文を中心に -

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2008, (21), pp.81-92
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

안선주 1

1서울여자대학교

Accredited

ABSTRACT

主題用法のナラ条件文(以下、理由提示型)と疑似条件文としてのナラ条件文(以下、情報提示型)は、前後件に直接的な因果関係が見られず、断定の形を取りながら勧めのような働きかけの意味を表す、という点で、一見似ているようであるが、幾つかの点において違いを見せる、異なる表現である。このことは、前件が取り上げられる状況に対する話者の認識の違い、省略された本当の帰結を導き出すための後件の役割、省略された本当の帰結、話者の意図するところ、に焦点を合わせて考えることができる。 これらのナラ条件文はその前後件が直接的な因果関係を持たないことから、省略された本当の帰結を補って「pなら、qから、r」のようにして考えることができる。こうして見ると、これらのナラ条件文は、そもそも同じパターンの文に基づいているように思われてくるが、現にここの「カラ」が表すところはそれぞれ異なっている。理由提示型のナラ条件文を作る場合の「カラ」は省略された帰結に対する理由を表しているが、情報提示型のナラ条件文を作る場合の「カラ」は省略された帰結に対する情報を表すからである。そのため、理由提示型のナラ条件文が理由に基づいた勧め、場合によっては話者自身の意志が表せるのに対して、情報提示型のナラ条件文は当然のことで話者自身の意志は表せず、勧めや許可を表している。特に、理由提示型の理由は、省略された帰結を導き出すための幾つかの選択肢のうち、話者がベストとしてわざわざ選んだものとして提示されるが、情報提示型の情報は、そのような選択肢のうち、たまたまその場に有り合わせているものを提示しているにすぎず、この情報からベストというニュアンスは伝わってこない。さらに、理由提示型のナラ条件文ではいきなり前件が話題として取り上げられてもおかしくはないが、情報提示型のナラ条件文では相手の興味を引きそうな状況が前件の話題として取り上げられる。このことから、理由に基づいた勧めや意志を表す理由提示型のナラ条件文は、何時かのことに備えての、生活の知恵めいた発話として受け取られやすいのに対して、情報に基づいた勧めや許可を表す情報提示型のナラ条件文は、そのうちに行動を起こすことを促す、実質的な相手の状況に根付いた具体的な発話として受け取られやすい。

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