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「はずがない」に関する一考察(一) -その使用の拡大過程を中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2008, (23), pp.31-46
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

김은숙 1

1평택대학교

Accredited

ABSTRACT

現代日本語の「はずがない」は文末詞「はずだ」の否定形として、「はずだ」用例の約60%使われている。先行研究によると、「はず」の文末詞的な用法は近世初頭に始まり、元禄期に定着すると言われている。しかし、明治初期の文章資料には「はずだ」の「筈なり」だけが見えて、「はずがない」の「筈なし」の用例が見当らない。「はずがない」はいつから文章に使われるようになったのか、明治・大正期の資料と現代の資料を利用し、その使用の拡大過程を考察した。 調査結果、今回の明治・大正期の資料で明治初期の文章に見られなかった「はずがない」の使用例を見つけることができた。しかし、明治・大正期の資料での「はずだ」と「はずがない」の使用度数は現代資料より低く、明治初期ともまた現代とも異なる使われ方をしていることが分かった。資料での口語体記事の比率が高くなる1909年より「はずがない」の用例も急増している. つまり、主に話し言葉で使われていた「はずがない」が口語体の記事ということで書き言葉の世界へとその使用範囲を拡大していったのであろう。 次は、前接する項の様相である。現代で「はずがない」は主に動詞、形容詞などの確言形について使われる。今回の明治・大正期資料での「はすだ」「はずがない」の前接項には推量の助動詞「べし」「う」が多く見られた。これは現代語での用法とは異なる使い方で、「はずがない」「はずだ」の前接項に確言形が多くなり、推量の助動詞が少なくなるという方向への変化を重ね、現代に至ったものと思われる。なお、1917年、1925年の資料で、「はずがない」には「う」が、「はずだ」には「べし」という推量の助動詞がより前接しやすいという使い分けがあるが、2008年の資料で極少量しか使われていない推量の助動詞の使用例にも同様の現象が見られた。 「はずだ」は文語助動詞「べし」の意味の一部分を担当していると言われているが、その否定形の「はずがない」も「べし」の否定の意味に使われていた。言文一致により話し言葉の「はずがない」が文語助動詞「べし」の意味の一部分を担当するようになるが、「べし」以外に「理なし」の意味も担当するようになるのではないだろうかという一つの仮説を提案した。  1926年から2007年までの「はずがない」の使用実態の変化に関する考察および「はずがない」と「理なし」との関連性、韓国語の「리가 없다」との関連性についての考察を今後の課題に残す。

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