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日本語と朝鮮語の接触について -サハリン朝鮮人2世の事例-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2008, (23), pp.15-29
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

Mijeong Kim 1

1大阪大學

Accredited

ABSTRACT

かつて日本が領有したサハリンでは、戦後帰れなかった朝鮮人とその子孫が現在まで住んでいる。多様な形で言語接触を経験してきたサハリン朝鮮人は、言語運用において興味深い様相を見せるところが多い。本稿では日本語と朝鮮語の接触という観点から、現地調査で収録した談話データに基づいて、サハリン朝鮮人2世の言語使用の様相を考察した。 まず、朝鮮人2世が使用する日本語の中には、朝鮮語の干渉と思われる特有の音声や表現上の特徴が見られ、朝鮮語方言間の接触が日本語に影響を及ぼしていることも確認された。 次に、サハリン朝鮮人の談話には様々なタイプの混用が見られた。日本語発話に混ざる朝鮮語の単語は、日本語で代用しにくい語彙や、感情表現にかかわる語彙が中心であった。助詞、接続詞、語尾など、文法機能を担う要素が混ざることも多い。句や文レベルで混用する場合には、感情をあらわにする内容の発話や、メタ言語的な発話で朝鮮語に切り替わる傾向が見られた。また、朝鮮人同士の会話では、ロシア語を混ぜている発話も増え、コード切り替えの動機や要因がはっきりわからない場合もあった。このようなことから、2つ以上の言語を混ぜて使うこと自体がサハリン朝鮮人2世にとって自然なコミュニティ・コードと思われる。

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