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「理なし」に関する一考察  -その使用範囲の縮小を中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2009, 26(), pp.53-68
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

김은숙 1

1평택대학교

Accredited

ABSTRACT

明治時代の文語資料に「理なし」という表現が見られるのに、現代語の資料でその用例を見つけることは難しい。本研究は「理なし」の使用が縮小されるのはいつからなのか、明治・大正期の資料を利用し、「理なし」の使用実態およびその意味用法について考察したものである。 調査結果、まず、明治・大正期の資料で「理なし」の使用例を見つけることができた。しかし、その用例数はやはり少数で、それも口語体の記事の急増する1909年からさらに減少しはじめる。1895年に40.67%だった使用比率は1925年には3.38%に落ちる。次は、前接項の様相である。「理なし」は用例数の81.4%が修飾部を伴って使われ、その修飾部には用言の連体形が多い。最後に、「理なし」の意味である。「理なし」は辞書の語釈通り「道理がない・理屈がない」という意味の用例が多かった。ところが、「理なし」の現代語訳の中には「ある事態の起る可能性が全くないこと」という意味の「はずがない・わけがない」の用例も見えるなど、可能性の否定の意味で使われているものがあった。 「理なし」の使用例数の年度別の変化を見ると、「理なし」の変化の様相は「はずがない」と正反対の現象を見せる。1909年を起点として可能性の否定の意味を表す表現として優位にあった「理なし」の地位が逆転され、「はずがない」が優位になる。つまり、言文一致により口語表現が優位になる中で、当時可能性の否定の意味を表していた文語表現「理なし」は「はずがない・わけがない」という口語表現にその持ち場を譲り、ついには衰退していったのだと考えられる。 韓国語に「리가 없다(理がない)」という表現がある。「리가 없다」は「ある事態の起る可能性が全くないこと」という意味で、日本語の「はずがない・わけがなし」の訳語に用いられることが多い。李(1988、p.160)によると、韓国語の「리」は「理」という漢字語で、後期中世韓国語と近代韓国語では自立名詞であったのが、現代韓国語で依存名詞(日本語の形式名詞に当たる)として使われるようになった。「理なし」と韓国語の「리가 없다」との関連性についての考察を後の課題に残す。

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