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「それが」に関する一考察 -談話標識としての意味機能を中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2010, (29), pp.47-66
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

김은숙 1

1평택대학교

Accredited

ABSTRACT

本研究は、談話標識「それが」の意味機能についての考察である。 まず、「それが」が談話標識であるかどうかを検討し、「それが」が「意味の変化」「機能転移」「任意的な要素」「形態の固定化」という談話標識の条件を充していることが分かった。次に、対話とモノローグで談話標識として使われている「それが」の用法を分析し、「逆接」、「ためらい」、「話題の再提示」、話を切り出す「呼び掛け」という意味機能を明らかにした。これらの機能は指示代名詞の「前出内容の指示」と逆接接続詞の「反予測・反期待」という意味を出発点にしてその意味を拡大してきた。例えば、「話題の再提示」機能は指示代名詞と接続詞の意味より、「ためらい」機能は接続詞の意味より拡大されてきたと考えられる。なお、「呼び掛け」という意味機能は感動詞へとその意味がさらに拡大されていったと思われる。 ブログというコミュニーケション場での「それが」の使われ方にも対話での意味機能が同様に働き、口語的な特徴が見られた。これはブログの内容が読み手に話掛けるような感じで書かれているということであろう。「ためらい」は相手への配慮ということから働くものなので、ブログでは見られなかった。今回の研究で分析した談話標識としての「それが」は最近接続詞として取り上げられることが多いが、まだ品詞論的には接続詞に分類されていない過渡期的なものである。「それが」はこれからさらに感動詞へとその意味が拡大されてゆく可能性も見せている。今回の分析資料は準口語資料であった。感動詞への変化をより詳しく考察するためには今後口語転写コーパスによる分析が必要である。なお、韓国語に「그게」という表現がある。韓国語の「그게」は「그것」という指示代名詞に「이」という格助詞が結合した「그것이」よりの縮約形である。韓国語の「그게」は日本語の「それが」に翻訳され、本研究で考察した談話標識としての働きも見せている。「それが」と「그게」についての対照研究も今後の課題に残す。

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