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言語行動における配慮に関する日韓対照研究 -聞き伝え場面での3者間の人間関係に注目して-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2011, (31), pp.291-311
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

石塚ゆかり 1

1青森大学経営学部

Accredited

ABSTRACT

本稿では「言語行動における配慮」を敬意表現や待遇表現、ポライトネスを含めた広い意味として捉え、伝え手、聞き手、元話し手の3者の人間関係を軸に聞き伝え場面における配慮について考察した。聞き伝えの言語行動には「他から聞いたことを伝え手が聞き手に効果的に伝えること」と「伝え手、聞き手、元話し手の3者間の人間関係をなるべく良好に保つこと」を目標とした配慮が見られる。その目標を達成する際に見られる配慮の特徴を探るため、伝え手の意識と発話に注目して調査を行った。具体的には、伝え手の心的負担度や気遣い、敬語やぼかし表現、情報提示や付加表現などを観察し、日韓の配慮特徴について検討した。この結果、元話し手からのメッセージを伝える際、聞き手が知らない学生である場合に日韓の違いが大きく現れた。心的負担度は、KS(韓国人学生)は聞き手が目上である場合に負担を感じやすく、JS(日本人学生)は聞き手との親疎関係に影響を受けやすいことがわかった。元話し手が親である場合、KSは元話し手側を配慮する傾向が強いが、JSは聞き手側を配慮する傾向が強く現れた。敬語やぼかし表現を使った元話し手への言語的配慮は、元話し手が親しい先生と自分の親の場合にKSでよく見られたが、JSではほとんど見られなかった。また、伝聞内容の提示率は、日韓の違いはほとんどなかったが、付加表現はKSがJSよりも多用することが明らかになった。

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