@article{ART000962103}, author={임 찬 수}, title={ARITOUSI and The authority}, journal={Journal of Japanese Culture}, issn={1226-3605}, year={2005}, number={24}, pages={195-212}
TY - JOUR AU - 임 찬 수 TI - ARITOUSI and The authority JO - Journal of Japanese Culture PY - 2005 VL - null IS - 24 PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak) SP - 195 EP - 212 SN - 1226-3605 AB - 多くの謠曲が古典から題材を求めている。平家物語に修羅物の素材を、源氏物語とか歌物語と言われる伊勢物語大和物語などからは、鬘物という作品群の題材を得ている。能の完成者とも言われる世阿彌は著書の中で良い能になるためには四つの條件が必要だとし、特に典據を良い能が具備しなければならない條件のなかでも一番重要なものとした。
彼は風姿花伝三道などに典據の意味として本說という詞を使用した。本說とはストーリや構成の背景になる作品、文章、文句を指す詞である。この用語は公演順序、構成、公演の場所、演劇レベルなどについて說明したところに使われた。例えば最初に公演する曲目には、演技テクニックや細かい構成より「本說正しい」を要求した。二番目の曲目にも本說をもとにして徐々に演技力を披露するようした。演劇レベルの場合にも本說、構成の新鮮さ、幽玄、面白いところという四つを備えた能を最上のレベルにするほど、なにより本說を最優先した。また、公の場所で公演する能には必ず本說が必要だった。
このように世阿彌が本說を强調するようになったのは、構成上の條件と外部環境からの影響だといえる。特に最初上演する曲目に本說を强調したのも序破急という構成の上、序に当たる曲目は祝言なる內容と歌舞を披露するようになっているからである。序は細かい構成と技巧を演じる段階ではない。ただ「本說正しい」をもとに安く演技することである。外部環境において、当時の能は後援者の趣向によって左右されたといえよう。当時の權力者義滿は歌舞中心の犬王の演技に關心を傾けるようになって、獨占的な地位に立っていた世阿彌の劇団は苦しい立場に陷る。義滿の死後、權力を受け継いだ義持は申樂から田樂へ趣向を移し、田樂を支援した。このように後援者の意図によって劇団の盛衰が決まる狀況の中で觀客や貴族への配慮は当然のことであろう。從って典據が必要になり、典據のない作品にも名所と遺跡地に關係あるように構成して面白さと理解を求めていたのである。
典據ある作品を調べてみると、ストーリ本說と人物本說に分類することができる。とりわけ、「蟻通」の場合には、ストーリ本說のみならず登場人物の典據もある。世阿彌は貫之の和歌に關心を持ち、作品の題材や素材にした。特に和歌說話を利用した作品の場合には、典據を利用した前半部とその話を發展させたり轉換したりしながら作者の意見を述べる後半部からなっている。人物本說には特定な人物の和歌と名句を利用し、主人公の業績や伝承行爲を再構成したりする。 KW - DO - UR - ER -
임 찬 수. (2005). ARITOUSI and The authority. Journal of Japanese Culture, 24, 195-212.
임 찬 수. 2005, "ARITOUSI and The authority", Journal of Japanese Culture, no.24, pp.195-212.
임 찬 수 "ARITOUSI and The authority" Journal of Japanese Culture 24 pp.195-212 (2005) : 195.
임 찬 수. ARITOUSI and The authority. 2005; 24 : 195-212.
임 찬 수. "ARITOUSI and The authority" Journal of Japanese Culture no.24(2005) : 195-212.
임 찬 수. ARITOUSI and The authority. Journal of Japanese Culture, 24, 195-212.
임 찬 수. ARITOUSI and The authority. Journal of Japanese Culture. 2005; 24 195-212.
임 찬 수. ARITOUSI and The authority. 2005; 24 : 195-212.
임 찬 수. "ARITOUSI and The authority" Journal of Japanese Culture no.24(2005) : 195-212.