@article{ART000962105},
author={임 종 석},
title={A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2005},
number={24},
pages={229-247}
TY - JOUR
AU - 임 종 석
TI - A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2005
VL - null
IS - 24
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 229
EP - 247
SN - 1226-3605
AB - 川端康成の小說は象徵的な表現のため難解であると言えるが、この象徵的な表現の多くの部分は彼のみの獨特なモチーフを通じて書かれている。が、彼のよく使うモチーフのなかには「魔界」と言うものがある。
モチーフとしての魔界が本格的に使われている小說のなかに千羽鶴があるが、この作品の世界は、登場人物がこの胸にある掌の大きさの斑点から出てくる魔氣が他の登場人物たちに祟ることで成し遂げられている。魔氣に祟られた人々は魔性の人になって近親相姦の破倫を繰り返す。この作品の世界にはもう一つのモチーフとして形代というものが使われているが、ここでの近親相姦はこの形代のモチーフも機能して美しさにまで昇華させられる。
モチーフとしての魔界が使われた川端の小說を論じる時見逃してはならない作品としてみづうみがある。主人公の銀平は美貌の女人にあえば自分もわからないうちに尾行する習性があるが、これは彼の足と深い關連がある。美女のあとをつけるのは言うまでもなく足であるが、その足は醜いという特性があって、それは彼の內面の醜さと外貌の醜さも象徵している。ところで、彼の美女尾行は彼たけの一方的なものではなく、彼があとをつける魔性の女たちが振撒く魔氣に彼の魔性が敏感に反応することによっておこるということは作品の世界を解くことに非常に重要である。
たんぽぽも魔界が重要なモチーフとして使われている作品である。この作品の世界には人体欠視症という奇病にかかった女主人公稻子が氣違い病院に入院することによって、若い女アナウンサの美しい聲が伝える天氣予報をよく聞いている西山老人となんらの關係が形成されるだろうとういことが予感される。老人が聞いているのは天氣予報の內容ではなく若い女アナウンサの美しい聲であるが、彼が聲の美しい稻子に會う時どういう反応を見せるかは疑問であるが、知りたくても知るすべがない。
ところが、稻子の美しい聲は老人を魅了させ、それによってなんらかの過程を経て二人は肉体的な過ちに落ちるだろうと言う予感も可能なものにする。二人とも魔性の人だからである。
以上考察してみたとおり川端の小說には魔界というモチーフが多く使われ、作品に文學的香りを濃くあたえてくれるとともに、頭ではなく感覺で讀まなければその眞髓を味わえない新感覺的な手法に新しい機運を吹き込んでくれていると言える。
KW -
DO -
UR -
ER -
임 종 석. (2005). A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye. Journal of Japanese Culture, 24, 229-247.
임 종 석. 2005, "A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye", Journal of Japanese Culture, no.24, pp.229-247.
임 종 석 "A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye" Journal of Japanese Culture 24 pp.229-247 (2005) : 229.
임 종 석. A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye. 2005; 24 : 229-247.
임 종 석. "A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye" Journal of Japanese Culture no.24(2005) : 229-247.
임 종 석. A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye. Journal of Japanese Culture, 24, 229-247.
임 종 석. A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye. Journal of Japanese Culture. 2005; 24 229-247.
임 종 석. A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye. 2005; 24 : 229-247.
임 종 석. "A Motif in the Novels of Gawabata Yasnari: Centering around Magye" Journal of Japanese Culture no.24(2005) : 229-247.