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시바료타로(司馬遼太郞)의 독창적 역사기술방법 - 『언덕위의 구름(坂の上の雲)』의 작자등장기법 -

Lee, Bok-Lim 1

1한남대학교 한일어문비교학과

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ABSTRACT

司馬遼太郞は初期の時代小説を経て史料を重視する歴史小説を書きながら自分の独特な記述方法によって小説を完成している。特に司馬は『坂の上の雲』のように激動の時代を主に背景にしている。その理由は鳥瞰的な視線で、歴史の緊迫した時代に生きていた人間の能力を見るのが小説の目的だと言ったからである。さらに司馬は実際の人物と事件を根拠にして歴史小説を書いていた。彼は小説を書くために徹底的に資料を集め、歴史的な事実の調査を行った。このなかで感動を受けたものを「余談」や「筆者」などで、自分を作中に登場させながら記述している。また、いろいろな新聞記事や人々の証言などの具体的な証拠に基づき、その時代の様子を生き生きと表現している。その上で作者固有の歴史観が成り立ったろうと思い、本研究では作者登場技法を中心に司馬の歴史観について考察してみた。 すなわち、「余談」の文体は、主人公の能力とともに旧時代の武士らの能力を合わせて日本人の能力を表現している。さらに自分の思考を具体化させるために「筆者」として登場させ、実証的な資料を提示しながら作者の国家観を見せている。その他の文体では作品の本質を述べているし、司馬の思考を補足している。 このような司馬の独特な記述方法によって、彼の思考がそのまま小説に反映され、彼の歴史観になったと考えられる。この歴史観が人々によって、さまざまに議論されてきたのである。 司馬は、作品の冒頭でこのような人間の能力を顕官の中から選ばなかったと言っている。それは、時代のヒーローではなく、彼らの後ろで自分の任務を誠実に行う秋山兄弟のような人々によって、歴史は作られると考えたからである。これを証明するために司馬は每回自分をいろいろな形で登場させ、具体化した事実的な証拠を提示しながら主張していると思われる。

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