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平安時代の女性たちの自己主張*  ─『源氏物語』の「女」という語を中心に─ 

김옥경 1

1한남대학교

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ABSTRACT

本稿は『源氏物語』における「女」という語を一つの手がかりにして、女性への考え方について検討を施したものである。『源氏物語』はそれ以前の文芸作品には例を見ないほど、女性に関する見解を多く残している。中でも、光源氏が本格的に物語の主人公として活躍する帚木巻では、女性に関する考え方が集約されている。それは結果的に理想に叶えられる女性は実在しないということで終わってしまうが、話が男性の観点に立って進められたために、女性自身の立場や悩みなどは顧みられていない観念的なものになっている。  それに比べて女性の場合は、結婚は自己の生活問題と密接に関わっていたので、より内面的で切実な問題になっている。ただそれも男の口を通されると、後見者による女性の生活の安定に重点が置かれることになる。とりわけそれは皇族女性の場合に目立って表れていたことを「女」という語から確認することができた。  ところで、女性による「女」というすべての例が、母親の立場で娘を思う心から発せられ、結婚問題にかかわっている点は注目される。勿論それは母親に限らず、父親にとっても同様である。ただ、女性の立場で述べられる「女」に対する考えは、母親となる女性の体験や思考に基づかれたもので、娘の結婚による生活の安定ばかりではなく、女性の生き方の問題にも繋がっている。とりわけ、紫上の「女」としての嘆きには、社会のあらゆる面において弱者の立場で不利な条件を生きながらも、より人間的な存在として自己の意味を探ろうとする女性の深い悩みを思わせるものがある。

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