@article{ART001426814},
author={형진의 and Han,Yu Seon},
title={山田孝雄に関する一考察},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2010},
number={44},
pages={233-248},
doi={10.21481/jbunka..44.201002.233}
TY - JOUR
AU - 형진의
AU - Han,Yu Seon
TI - 山田孝雄に関する一考察
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2010
VL - null
IS - 44
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 233
EP - 248
SN - 1226-3605
AB - 山田孝雄は日本の三大文法の一つである山田文法で知られている研究者である。そこで山田=文法として受け止められているが、山田の研究活動全体を見渡すと、文法研究はその一部にすぎず、ほとんどが国家主義思想に基づいた思想書や日本の歴史、古典の研究などである。そして文法研究も「日本人論」の研究として行った。一般的に文法は言語体系の記述として理解されているが、山田文法でみられるように、文法は思想や言語観、国家観などによって大いに影響されるものである。 山田は1902年著した『日本文法論上巻』を筆頭に文法研究に励んだが、文法研究の本来の目的は「日本人論」であり、「日本文化論」であった。つまり文法研究を通して、あるべき「日本人」の姿を描こうとしたのである。そしてその「日本人像」は彼の膨大な著作が物語っているように天皇制ナショナリズムに基づいた「日本人像」であった。その流れにおいて山田文法は、日本人の心理作用、直感、感性をキー概念として展開していく。そして山田の「日本語」に関する言語観は、言語=日本人の思想であり、それは「万世一系の天皇」を中心とする思想を基にするものであるため、「永遠に変わらない」ものであった。したがって、近代日本の「国語」においても一切の「改良」を認めず、口語を中心とする規範に激しく反対した。これは近代日本の「国語」政策とは対立するもので、山田をはじめとするいわゆる「保守派」の反対によって、敗戦をむかえ、アメリカ主導の教育使節団による「現代かなづかい」と「当用漢字表」が出されるまで、「国語」政策はギクシャクした。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..44.201002.233
ER -
형진의 and Han,Yu Seon. (2010). 山田孝雄に関する一考察. Journal of Japanese Culture, 44, 233-248.
형진의 and Han,Yu Seon. 2010, "山田孝雄に関する一考察", Journal of Japanese Culture, no.44, pp.233-248. Available from: doi:10.21481/jbunka..44.201002.233
형진의, Han,Yu Seon "山田孝雄に関する一考察" Journal of Japanese Culture 44 pp.233-248 (2010) : 233.
형진의, Han,Yu Seon. 山田孝雄に関する一考察. 2010; 44 : 233-248. Available from: doi:10.21481/jbunka..44.201002.233
형진의 and Han,Yu Seon. "山田孝雄に関する一考察" Journal of Japanese Culture no.44(2010) : 233-248.doi: 10.21481/jbunka..44.201002.233
형진의; Han,Yu Seon. 山田孝雄に関する一考察. Journal of Japanese Culture, 44, 233-248. doi: 10.21481/jbunka..44.201002.233
형진의; Han,Yu Seon. 山田孝雄に関する一考察. Journal of Japanese Culture. 2010; 44 233-248. doi: 10.21481/jbunka..44.201002.233
형진의, Han,Yu Seon. 山田孝雄に関する一考察. 2010; 44 : 233-248. Available from: doi:10.21481/jbunka..44.201002.233
형진의 and Han,Yu Seon. "山田孝雄に関する一考察" Journal of Japanese Culture no.44(2010) : 233-248.doi: 10.21481/jbunka..44.201002.233