@article{ART001447822},
author={김영아},
title={未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― },
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2010},
number={45},
pages={5-24},
doi={10.21481/jbunka..45.201005.5}
TY - JOUR
AU - 김영아
TI - 未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ―
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2010
VL - null
IS - 45
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 5
EP - 24
SN - 1226-3605
AB - 本稿では、未完了のアスペクトに副詞的呼応をもつものの中で、「まだ」と、その連続として「いまだ」․「いまだに」を併せて考察した。「まだ」․「いまだ」․「いまだに」は、同根の語であり、意味的な近似が窺える。つまり、予想または予期する時期․段階に達しない意を表し、その際、以前からの事態が変わらず引き続いているさまを表せば事態の継続となり、また、打消の語を伴って予想または予期される事態の未実現を表す。しかし、三語を比較してみると、「まだ」․「いまだに」は会話文․口語に近い文中によく使われる口語的であるが、「いまだ」は、文語的で、比較的堅い文章中で用いられ、より文章語的の文体的な特徴を持つ。また、「いまだに」は、現在に継続している事態に対して慨嘆したり、継続していることへの意外さを表すが、継続している事態は、好ましくない場合と好ましい場合とがある。さらに、「いまだに」․「いまだ」と「まだ」を比較して、「いまだに」․「いまだ」は、〈イマ〉の語を含むために、発話時現在を基準時とする時の副詞の用法のみをもつが、「まだ」は、発話時現在から解放されて過去あるいは未来も基準時とし得る。そして、さらに、時の副詞以外の用法も持つ。「いまだ」は、非実現の事態を強く意識した表現をし、「いまだに」は、継続(持続)する現在の状態に焦点がある。最後に、「まだ」は、想定された事態成立や段階を到達点として強く意識して、現状の未到達․未完了を言うのが「まだ」の表現である。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..45.201005.5
ER -
김영아. (2010). 未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― . Journal of Japanese Culture, 45, 5-24.
김영아. 2010, "未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― ", Journal of Japanese Culture, no.45, pp.5-24. Available from: doi:10.21481/jbunka..45.201005.5
김영아 "未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― " Journal of Japanese Culture 45 pp.5-24 (2010) : 5.
김영아. 未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― . 2010; 45 : 5-24. Available from: doi:10.21481/jbunka..45.201005.5
김영아. "未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― " Journal of Japanese Culture no.45(2010) : 5-24.doi: 10.21481/jbunka..45.201005.5
김영아. 未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― . Journal of Japanese Culture, 45, 5-24. doi: 10.21481/jbunka..45.201005.5
김영아. 未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― . Journal of Japanese Culture. 2010; 45 5-24. doi: 10.21481/jbunka..45.201005.5
김영아. 未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― . 2010; 45 : 5-24. Available from: doi:10.21481/jbunka..45.201005.5
김영아. "未完了に関わる時の副詞―「まだ」․「いまだ」․「いまだに」を中心に ― " Journal of Japanese Culture no.45(2010) : 5-24.doi: 10.21481/jbunka..45.201005.5