@article{ART001499031},
author={HYEYOUN KIM},
title={真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- },
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2010},
number={47},
pages={27-40},
doi={10.21481/jbunka..47.201011.27}
TY - JOUR
AU - HYEYOUN KIM
TI - 真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に-
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2010
VL - null
IS - 47
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 27
EP - 40
SN - 1226-3605
AB - 本稿では、モダリティ形式のタ形が「過去時における」判断を表すという仁田(1989)、益岡(1991)を批判し、モダリティ形式がタ形を取っても「発話時における」判断を表す場合があるなど、モダリティ形式のタ形の意味は一概ではいえないことを示す。そこで、本稿では、真偽判断にかかわるモダリティ形式「かもしれない」「にちがいない」「ようだ」「らしい」「はずだ」のタ形を対象にこれらのモダリティ形式のテキスト(会話文、小説・新聞)による現れ方やタ形のタの意味を考察した。その結果、真偽判断にかかわるモダリティ形式は「かもしれない」「にちがいない」、「ようだ」「らしい」、「はずだ」の3つのタイプに分類されることを明らかにした。 「かもしれない」「にちがいない」のタ形は会話文にはほとんど現れず、小説・新聞に現れることを示し、この場合のタ形のタは「かたりのタ」であると述べた。 また、「ようだ」「らしい」のタ形は会話文、小説・新聞に現れるが、会話文においては<推量>の用法は現れず、<様態><伝聞>を表すという制限があることを指摘し、この場合のタ形のタを「命題に近いタ」であると説明した。それに対し、小説・新聞に現れる場合は用法の制限なく現れ、この場合のタ形のタは「命題に近いタ」や「かたりのタ」であると述べた。 最後に、「はずだ」のタ形はテキストに関係なく現れるが、会話文においては主に反事実を表し、この場合のタを「ムードのタ」から説明した。また、小説・新聞においては反事実を表す場合と表さない場合、さらに、<思い出し>を表す場合があることを示し、この場合のタ形のタを「ムードのタ」や「かたりのタ」と関連付けて述べた。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..47.201011.27
ER -
HYEYOUN KIM. (2010). 真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- . Journal of Japanese Culture, 47, 27-40.
HYEYOUN KIM. 2010, "真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- ", Journal of Japanese Culture, no.47, pp.27-40. Available from: doi:10.21481/jbunka..47.201011.27
HYEYOUN KIM "真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- " Journal of Japanese Culture 47 pp.27-40 (2010) : 27.
HYEYOUN KIM. 真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- . 2010; 47 : 27-40. Available from: doi:10.21481/jbunka..47.201011.27
HYEYOUN KIM. "真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- " Journal of Japanese Culture no.47(2010) : 27-40.doi: 10.21481/jbunka..47.201011.27
HYEYOUN KIM. 真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- . Journal of Japanese Culture, 47, 27-40. doi: 10.21481/jbunka..47.201011.27
HYEYOUN KIM. 真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- . Journal of Japanese Culture. 2010; 47 27-40. doi: 10.21481/jbunka..47.201011.27
HYEYOUN KIM. 真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- . 2010; 47 : 27-40. Available from: doi:10.21481/jbunka..47.201011.27
HYEYOUN KIM. "真偽判断にかかわるモダリティ形式のタ形の意味 -各テキストにおける現れ方とタ形のタの意味を中心に- " Journal of Japanese Culture no.47(2010) : 27-40.doi: 10.21481/jbunka..47.201011.27