@article{ART001533885},
author={박정의},
title={『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー },
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2011},
number={48},
pages={259-280},
doi={10.21481/jbunka..48.201102.259}
TY - JOUR
AU - 박정의
TI - 『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2011
VL - null
IS - 48
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 259
EP - 280
SN - 1226-3605
AB - 『季刊三千里』は、創刊号の特集が「金芝河」であったことからでもわかるように、終止一貫して南の反独裁民主化勢力との連帯の立場を堅持した。しかし、これから直ぐに、反韓親北であるとの判断は下せない。反政府(反独裁政権)=反韓親北という公式は、独裁政権が民主化勢力を抑えるために作られた公式にしか過ぎない。在日において、反韓親北であるかどうかは、親総連であるかどうかによって判断可能である。 『季刊三千里』は、その創刊から、総連とは異なる独自の路線でもって編集されたと言える。その論調は、在日のおかれている現状に根差したもので、特に二世三世に大きな影響を與えた。総連は大衆組織から党派的組織に変貌しており、総連の指導下以外での活動は許さなかった。このため、総連にとって『季刊三千里』は排撃の対象でしかなかった。そこには根拠をあげて論争するという姿勢はみられず、まず総連組織をあげて『季刊三千里』の購読を禁止し、一方的に「反共和国謀略雑誌」と批判するのみであった。 これに対し、最初は論争にならないと断った上で、全面的な対応は避け、総連の党派的体質を批判し、異なる考えつまり『季刊三千里』の論調も認めろと言う自衛的な対応であった。しかし、韓徳銖議長のあからさまな『季刊三千里』批判から様相は激変した。『季刊三千里』は、総連の唯一指導者の韓徳銖議長を直接批判することによって、総連に対しの対決姿勢を明らかにした。そして、総連の体質批判を越え、今の体質では在日朝鮮人の団結ひいては統一に弊害にしかならないと、総連を全面否定するに及んだ。 『季刊三千里』の立場は、親北(朝鮮)ではなく、反北(朝鮮)である。そして、「反韓親北雑誌」ではない。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..48.201102.259
ER -
박정의. (2011). 『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー . Journal of Japanese Culture, 48, 259-280.
박정의. 2011, "『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー ", Journal of Japanese Culture, no.48, pp.259-280. Available from: doi:10.21481/jbunka..48.201102.259
박정의 "『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー " Journal of Japanese Culture 48 pp.259-280 (2011) : 259.
박정의. 『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー . 2011; 48 : 259-280. Available from: doi:10.21481/jbunka..48.201102.259
박정의. "『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー " Journal of Japanese Culture no.48(2011) : 259-280.doi: 10.21481/jbunka..48.201102.259
박정의. 『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー . Journal of Japanese Culture, 48, 259-280. doi: 10.21481/jbunka..48.201102.259
박정의. 『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー . Journal of Japanese Culture. 2011; 48 259-280. doi: 10.21481/jbunka..48.201102.259
박정의. 『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー . 2011; 48 : 259-280. Available from: doi:10.21481/jbunka..48.201102.259
박정의. "『季刊三千里』の立場(1)ー総連との決別ー " Journal of Japanese Culture no.48(2011) : 259-280.doi: 10.21481/jbunka..48.201102.259