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『捷解新語』卷十의 文面解讀(Ⅲ)

임창규 1

1제주한라대학교

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ABSTRACT

本稿は、従来の研究では研究対象から排除されてきた『捷解新語』巻十の八帳から十三帳までの候文体書簡文について検討したものである。即ち、本稿では、卷十の語彙の性格及びそれぞれ語彙の特徴、文の構造について未だに検討されていないことに対し、『捷解新語』の書かれたほぼ同時代の文献である『邦訳日葡辞書』、『日本大文典』などの文献、『時代別國語大辭典』『日本国語大辞典』などの辞書類等、多数の参考文献を用い、巻十に現れる個々の語義を正確に把握すると共に、日本文及び対応するハングル対訳、更には文の前後の状況までを考慮の対象とし、巻十の文面を繊細で且つ緻密に解読を試みたものである。こうした検討により巻十の資料的価値をより正しく評価できると共に、『捷解新語』全体の改修傾向までを改めて確認できると思われたからである。また、こうした研究が『捷解新語』を現代語に解読するに当たって、より妥当な原則や方法を提示できるからである。 検討の結果、改修本の不自然なハングル翻訳が重刊本においてより自然な表現に改修されている傾向が見られた。改修本と重刊本の刊行時期がそれほど離れていないことを考慮に入れると、語彙の時代的変遷というより、当時の語彙としても不自然だった改修本の直訳に近いハングル対訳が重刊本において修正され、より自然な形態に改められたと考えられる。また、改修本において日·韓両言語の文が一致しない場合には重刊本においては対応する文が省略乃至削除されていることに対して注目を要する。つまり、重刊本の改修傾向を表す一つの重要な側面を現すものと思われ、これからも注目すべきところであると考えられる。 更に、日本文に対応するハングル対訳の一つの特徴として上げられることであるが、日本語の語彙を直訳して対訳しているところである。日本語の「五三日中」を改修本において「五三日中에」に,重刊本では「五三日內에」にしているが、これは一見すると誤謬であると考えられがちである。こうした現象について本稿では決して誤謬でなく、日本語に對應する当時の韓国語の語彙が存在していても、自然な表現と日本語を直譯したものの兩方を示すことによって、兩言語における語彙の相違も敎えられるという、はっきりした目的意識によるものであると論じた。 『捷解新語』の正確な現代語解読が完成した際、『捷解新語』の研究がより一層の完結性を確保できると考え、これからも卷十の現代語解読の完成を目指したい。

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