@article{ART001747757},
author={An, Jeong-Whan},
title={한일 문어체 성서의 대우표현 비교},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2013},
number={56},
pages={75-96},
doi={10.21481/jbunka..56.201302.75}
TY - JOUR
AU - An, Jeong-Whan
TI - 한일 문어체 성서의 대우표현 비교
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2013
VL - null
IS - 56
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 75
EP - 96
SN - 1226-3605
AB - 本稿は韓国と日本の文語体聖書を対象に、聖書の中に現れる待遇表現について考察するものである。比較対象となる聖書は、韓国の『셩경젼서(1911)』と日本の『文語譯聖書(1917)』である。これらの聖書の言語は、現代の口語体聖書とは多くの相違点を見せている。従って本稿では以下に二点に重点をおいて考察を行う。一つは、1900年代初期という共時的観点から、韓日両聖書の文語訳に現れる待遇表現に関する考察である点、もう一つは聖書を比較資料とした点である。本稿の待遇表現の比較は大きく三つに分けることができる。聞き手待遇表現と話題人物の待遇表現、そして名詞に関する待遇表現である。この三つを本稿の研究結果に基づいてまとめてみると次のとおりである。第一、聞き手待遇表現である。聞き手待遇表現では韓国語の場合、聞き手が尊敬対象であるか否かによって、文末述語の表現を選ぶのに対し、日本語の場合はそういった区分はまったく見当たらない。第二、話題人物の待遇表現である。これはさらに主体尊敬と客体尊敬に分けられる。主体尊敬表現において韓国語は述語の形態と関係なく、「ー시ー」をもって尊敬の意味を表すが、日本語においては述語の形態によって異なる表し方を見せている。動詞述語は大体補助動詞「給ふ」、名詞述語は「います」そして形容詞述語は「まします」という形である。しかし名詞や形容詞述語の尊敬表現は、動詞述語ほど多くは見られないと言える。一方、客体尊敬表現の場合、韓国語は「ー사오-」「-자오-」「-오-」、日本語は「まつる」「たてまつる」などの形を取っている。しかし両言語共に客体尊敬表現は主体尊敬表現ほど一般化しておらず、一部の動詞にのみ限って現れていた。第三、名詞に関する待遇表現である。これは両言語共に特殊な語彙あるいは接辞によって実現される。特殊な語彙というのは翻訳過程において生成されるもので共通点が見られるが、接辞の場合は違いを見せている。韓国語は接尾辞「님」のみが名詞の尊敬表現として用いられるが、日本語の場合は「みー」「おんー」のような接頭辞と、「ーら」「ーたち」「ーども」のような複数を表す接尾辞が待遇表現として用いられる。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..56.201302.75
ER -
An, Jeong-Whan. (2013). 한일 문어체 성서의 대우표현 비교. Journal of Japanese Culture, 56, 75-96.
An, Jeong-Whan. 2013, "한일 문어체 성서의 대우표현 비교", Journal of Japanese Culture, no.56, pp.75-96. Available from: doi:10.21481/jbunka..56.201302.75
An, Jeong-Whan "한일 문어체 성서의 대우표현 비교" Journal of Japanese Culture 56 pp.75-96 (2013) : 75.
An, Jeong-Whan. 한일 문어체 성서의 대우표현 비교. 2013; 56 : 75-96. Available from: doi:10.21481/jbunka..56.201302.75
An, Jeong-Whan. "한일 문어체 성서의 대우표현 비교" Journal of Japanese Culture no.56(2013) : 75-96.doi: 10.21481/jbunka..56.201302.75
An, Jeong-Whan. 한일 문어체 성서의 대우표현 비교. Journal of Japanese Culture, 56, 75-96. doi: 10.21481/jbunka..56.201302.75
An, Jeong-Whan. 한일 문어체 성서의 대우표현 비교. Journal of Japanese Culture. 2013; 56 75-96. doi: 10.21481/jbunka..56.201302.75
An, Jeong-Whan. 한일 문어체 성서의 대우표현 비교. 2013; 56 : 75-96. Available from: doi:10.21481/jbunka..56.201302.75
An, Jeong-Whan. "한일 문어체 성서의 대우표현 비교" Journal of Japanese Culture no.56(2013) : 75-96.doi: 10.21481/jbunka..56.201302.75