@article{ART001747768},
author={Jeong-Hee Lee},
title={連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2013},
number={56},
pages={113-128},
doi={10.21481/jbunka..56.201302.113}
TY - JOUR
AU - Jeong-Hee Lee
TI - 連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2013
VL - null
IS - 56
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 113
EP - 128
SN - 1226-3605
AB - 本稿では、連体節の述部にある「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の現れ方に注目し、その容認度について考察した。その結果、「カモシレナイ」の容認度は、内の関係では、主名詞の種類や限定の仕方にかかわらず容認される。外の関係では、連体節の内部構造に「カモシレナイ」が用いられると、「トイウ」の介入なしに使用可能であり、この際主名詞に制限がないのに対して、「トイウ」が介入されると、「発話․思考名詞」「コト名詞」が主名詞として後接することも確認された。 一方、「ニチガイナイ」の容認度は、内の関係では、主名詞の種類や限定の仕方にかかわらず容認される。外の関係では「トイウ」の介入なしに使用可能であり、この際主名詞に制限があり、「発話․思考名詞」「コト名詞」が後接していることがわかる。これに対して、「トイウ」が介入されると、「発話․思考名詞」が主名詞として後接することも確認された。「ニチガイナイ」は、連体節において容認されるものの、文体的に完全であるといいにくく、特に「トイウ」が介入されるとその出現頻度が極めて低い。これは、「ニチガイナイ」が、独白的な使い方が普通であり、話者の思い込みを私的認識中にとどめようとする傾向が強いことに起因するのではないかと考えられる。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..56.201302.113
ER -
Jeong-Hee Lee. (2013). 連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度. Journal of Japanese Culture, 56, 113-128.
Jeong-Hee Lee. 2013, "連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度", Journal of Japanese Culture, no.56, pp.113-128. Available from: doi:10.21481/jbunka..56.201302.113
Jeong-Hee Lee "連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度" Journal of Japanese Culture 56 pp.113-128 (2013) : 113.
Jeong-Hee Lee. 連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度. 2013; 56 : 113-128. Available from: doi:10.21481/jbunka..56.201302.113
Jeong-Hee Lee. "連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度" Journal of Japanese Culture no.56(2013) : 113-128.doi: 10.21481/jbunka..56.201302.113
Jeong-Hee Lee. 連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度. Journal of Japanese Culture, 56, 113-128. doi: 10.21481/jbunka..56.201302.113
Jeong-Hee Lee. 連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度. Journal of Japanese Culture. 2013; 56 113-128. doi: 10.21481/jbunka..56.201302.113
Jeong-Hee Lee. 連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度. 2013; 56 : 113-128. Available from: doi:10.21481/jbunka..56.201302.113
Jeong-Hee Lee. "連体節における「カモシレナイ」「ニチガイナイ」の容認度" Journal of Japanese Culture no.56(2013) : 113-128.doi: 10.21481/jbunka..56.201302.113