@article{ART001774019},
author={박정의},
title={『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2013},
number={57},
pages={168-191},
doi={10.21481/jbunka..57.201305.168}
TY - JOUR
AU - 박정의
TI - 『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2013
VL - null
IS - 57
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 168
EP - 191
SN - 1226-3605
AB - 72年7月4日に「自主・民族大団結・平和」の三原則を基調とする「七・四共同声明」が発表された。『季刊三千里』は、それを基調として統一の可能性を模索した。この時、『季刊三千里』は、統一への基本路線と捉えたのは、外勢力の排除と韓国の民主化の必要性をうったえた四・一九勢力の統一理論、「赤化統一」でも「滅共統一」でもない、「民主統一」であった。 南北政府は、七・四共同声明後も、むしろ共同声明前より、お互いの独裁政権固めに励んだと言える。そして、南は、統一方針として前建後統一政策をとり、国内にあっては民衆レベルでの統一論はタブー視し、「北の脅威」を口実に統一を論ずる者を弾圧し続けた。北は、南に対して統一攻勢をかけたが、その基本方針は「南の革命勢力との連帯」であり、ありもしない「南の革命勢力」を口実に北の優位を宣伝することによって、思想統一をはかり絶対的独裁政権を確立した。このような南北政府に『季刊三千里』は、失望した。ただ、弾圧にもかかわらず、民主化運動を展開した民主化勢力に、唯一希望を抱いた。 民主化勢力の統一政策は形式的には先民主・後統一の立場であるが、これらは表裏一体のもので、同時進行することによって、最終的に統一がなされると主張した。外勢の影響が弱まった当時、統一への最大の障害は「違い」であった。 結論として、『季刊三千里』が展開した統一論は、北のもとでの「赤化統一」は問題外で、南主体の平和的民主統一である。「違い」の克服は、南北における民主化による制度的克服しかない。しかし、当時の北において民主化運動は望めなく、まず南の民主化と平和的交流によって、北の民主化を誘発する方法が唯一の統一政策と、『季刊三三千里』は、結論づけている。このために、『季刊三千里』は韓国での民主化闘争へ連帯したのである。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..57.201305.168
ER -
박정의. (2013). 『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー. Journal of Japanese Culture, 57, 168-191.
박정의. 2013, "『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー", Journal of Japanese Culture, no.57, pp.168-191. Available from: doi:10.21481/jbunka..57.201305.168
박정의 "『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー" Journal of Japanese Culture 57 pp.168-191 (2013) : 168.
박정의. 『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー. 2013; 57 : 168-191. Available from: doi:10.21481/jbunka..57.201305.168
박정의. "『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー" Journal of Japanese Culture no.57(2013) : 168-191.doi: 10.21481/jbunka..57.201305.168
박정의. 『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー. Journal of Japanese Culture, 57, 168-191. doi: 10.21481/jbunka..57.201305.168
박정의. 『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー. Journal of Japanese Culture. 2013; 57 168-191. doi: 10.21481/jbunka..57.201305.168
박정의. 『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー. 2013; 57 : 168-191. Available from: doi:10.21481/jbunka..57.201305.168
박정의. "『季刊三千里』の統一論 ー南の民主化との関連から考えるー" Journal of Japanese Culture no.57(2013) : 168-191.doi: 10.21481/jbunka..57.201305.168