@article{ART001823500},
author={Hyeon wook Kim},
title={빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2013},
number={59},
pages={267-288},
doi={10.21481/jbunka..59.201311.267}
TY - JOUR
AU - Hyeon wook Kim
TI - 빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2013
VL - null
IS - 59
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 267
EP - 288
SN - 1226-3605
AB - 日本の伝統芸能である能の舞は、劇的な表現をするうえで、重要な要素である。観客に感動を与える部分も舞が披露される瞬間である。世阿弥の能楽論にあるように、舞は歌とともに能の表現方法としてもっとも大事な要素である。能の歴史において抽象的な舞が中心におかれたのは、天女舞が導入されてからのことである。天女舞がどういう舞だったのか、正確にはわからないが、天女舞の身体技法の導入をきっかけに能の舞の基本的な身体が成立し、躍動的な動きが不動的に、物まねの演技が抽象的な舞に転換されたとみられる。 しかし、能の舞を不動性·連続性·抽象性だけで特徴づけることはできない。物まねを中心にした写実的な描写と断絶された身体技法もやはり能の舞の歴史であり、特徴なのである。このような特徴をもつ代表的な能として「巻絹」があげられる。この作品には職業的な巫女が登場し、神楽を舞っていたところ神懸る。本稿は、熊野を舞台にして創られた能「巻絹」を分析することで、この曲に導入された巫女舞の特徴を考察し、同時に能の舞の様式的な特徴を「憑依の舞の系譜」という視点で論じた。 「巻絹」の舞台は鬱蒼な森林の中の聖域の中にある熊野本宮である。またこの曲を成立させた宗教思想的な背景は、和歌と陀羅尼を同一視した「和歌陀羅尼説」である。仏教で陀羅尼経を唱えると、仏の功徳を被ることができるように、神に和歌を捧げることによって神の功徳を得られるという思想である。 「巻絹」の見所は、神懸った巫女の姿をリアルに描写する、物まねに近い舞といえる。すなわち、「巫女による憑依の舞」が舞われる部分である。能の舞の歴史において、憑依の舞の起源は、いうまでもなく「翁舞」であろう。翁神に憑依された役者は、躍動的で、断絶的な舞を舞う。また、様々な宗教儀礼において行われていた所作を模倣した演技、言いかえれば、物まね中心の舞が含まれている。さらに、本稿では「翁舞」と「巻絹」に続けて、「蟻通」,「歌占」,「雨月」のような作品をあげながら憑依の舞の系譜という視点から能の舞を考えてみた。これらの能に登場する巫女は、神樂舞を舞ったり、神懸りして神意を伝えたりと実際の巫女と同じ役割を演じる。しかし、登場してくる巫女がみんな憑依による舞を舞うのではない。だからこそ能「巻絹」は、シテの憑依による巫女舞をリアルに描いている点が大きな特徴としてあげられるのである。 能の世界においては、幽玄を追求する当世風の影響で天女舞が導入され、連続性·不動性·抽象性の特徴をもつ舞が中心になり、その後の創作傾向は当然リアルな物まねよりは、優雅な舞に重さがおかれるようになったと考えられる。だから、「巻絹」の巫女舞のように断絶されている身体をつなげ、写実的な表現をし、同時に現実と非現実の世界を行き来する特別な舞台がより目をひくのである。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..59.201311.267
ER -
Hyeon wook Kim. (2013). 빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-. Journal of Japanese Culture, 59, 267-288.
Hyeon wook Kim. 2013, "빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-", Journal of Japanese Culture, no.59, pp.267-288. Available from: doi:10.21481/jbunka..59.201311.267
Hyeon wook Kim "빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-" Journal of Japanese Culture 59 pp.267-288 (2013) : 267.
Hyeon wook Kim. 빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-. 2013; 59 : 267-288. Available from: doi:10.21481/jbunka..59.201311.267
Hyeon wook Kim. "빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-" Journal of Japanese Culture no.59(2013) : 267-288.doi: 10.21481/jbunka..59.201311.267
Hyeon wook Kim. 빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-. Journal of Japanese Culture, 59, 267-288. doi: 10.21481/jbunka..59.201311.267
Hyeon wook Kim. 빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-. Journal of Japanese Culture. 2013; 59 267-288. doi: 10.21481/jbunka..59.201311.267
Hyeon wook Kim. 빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-. 2013; 59 : 267-288. Available from: doi:10.21481/jbunka..59.201311.267
Hyeon wook Kim. "빙의의 춤과 그 계보 -노(能) 「마키기누(巻絹)」를 중심으로-" Journal of Japanese Culture no.59(2013) : 267-288.doi: 10.21481/jbunka..59.201311.267