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@article{ART001934065},
author={KIM CHANGNAM},
title={A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2014},
number={63},
pages={71-89},
doi={10.21481/jbunka..63.201411.71}

TY - JOUR
AU - KIM CHANGNAM
TI - A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2014
VL - null
IS - 63
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 71
EP - 89
SN - 1226-3605
AB - 本稿では「はずがない」と「わけがない」の違いを明らかにするための第一歩として、まず多様な用例を通して、それぞれの前に現れる形態と用例数について考察し、以下のことがわかった。1)「基本形」への接続においては、その用例数をみると、「はずがない」は1,078例のうち448例で41.56％を、また「わけがない」は838例のうち406例で48.45％を占め、両者とも「可能形」「受身形」「使役形」「-う･よう」の用例より圧倒的に多かった。また「はずがない」の448例と「わけがない」の406例を『分類語彙表』に従って分類したところ、両者はほぼ同じ性質の動詞に接続して使われていることから、動詞の持つ性質だけで両者を使い分けるのは難しいことがわかった。2)「可能形」への接続においては、「はずがない」は1,078例のうち216例で20.04%に対し、「わけがない」は838例のうち227例で27.09%を占めており、さらに両者とも動詞「できる」に接続している例がもっとも多く見られた。また動詞別にみると、五段動詞の「可能形」は「語尾ウ段⇛ア段+れる」より「語尾ウ段⇛エ段+る」に「はずがない」と「わけがない」が接続した形式が広く使われており、一段動詞の「可能形」は「ら抜き」より「られる」に「はずがない」と「わけがない」が接続された形式が一般に使われていることがわかった。3)「受身形」への接続においては、「はずがない」の例は1,078例のうち23例、また「わけがない」の例は838例のうち15例でどちらもその用例数が少ないことから、この形式の使用比率は低いと言えよう。但し「受身形」に「はずではない」と「わけではない」が接続した形式は前者が5例に対し、後者は118例で後者の例が圧倒的に多く見られた。　4)「使役形」への接続においては、「使役形」に「はずがない」が接続した例は6例見られたのに対し、「わけがない」は1例も見られなかった。また「はずではない」は1例も見られないのに対し、「わけではない」は12例見られた。5)「-う/よう」の接続においては、「はずがない」の例が150例に対し、「わけがない」の例は5例しか見られないことから、「-う/よう」には「はずがない」が接続した形式が広く使われると言えよう。　以上、「はずがない」と「わけがない」の前に現れる形態とそれぞれの用例数を中心に考察を行ったが、今後はそれぞれの用例でもって両者はどこまで置き換えが可能であるかについて考察を行いたい。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..63.201411.71
ER -

KIM CHANGNAM. (2014). A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese. Journal of Japanese Culture, 63, 71-89.

KIM CHANGNAM. 2014, "A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese", Journal of Japanese Culture, no.63, pp.71-89. Available from: doi:10.21481/jbunka..63.201411.71

KIM CHANGNAM "A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese" Journal of Japanese Culture 63 pp.71-89 (2014) : 71.

KIM CHANGNAM. A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese. 2014; 63 : 71-89. Available from: doi:10.21481/jbunka..63.201411.71

KIM CHANGNAM. "A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese" Journal of Japanese Culture no.63(2014) : 71-89.doi: 10.21481/jbunka..63.201411.71

KIM CHANGNAM. A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese. Journal of Japanese Culture, 63, 71-89. doi: 10.21481/jbunka..63.201411.71

KIM CHANGNAM. A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese. Journal of Japanese Culture. 2014; 63 71-89. doi: 10.21481/jbunka..63.201411.71

KIM CHANGNAM. A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese. 2014; 63 : 71-89. Available from: doi:10.21481/jbunka..63.201411.71

KIM CHANGNAM. "A study of 'hazuganai' and 'wakeganai' of Japanese" Journal of Japanese Culture no.63(2014) : 71-89.doi: 10.21481/jbunka..63.201411.71