@article{ART001995749},
author={엄필교},
title={A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2015},
number={65},
pages={31-44},
doi={10.21481/jbunka..65.201505.31}
TY - JOUR
AU - 엄필교
TI - A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2015
VL - null
IS - 65
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 31
EP - 44
SN - 1226-3605
AB - 本稿は、文末表現のうち、助動詞「まい」の推移に関する研究である。すでに近世後期 から明治東京語に至る「まい」の発達について述べた拙稿に続いて、明治後期から昭和期に おけるそれについてたどってみた。各作品の用例をそのまま<使用の実態>と一般化するには、 極めて制限されている分析資料および用例数などの理由からある程度問題に残るが、前稿と本 稿の研究結果から次のことが言えよう。助動詞「まい」は口語文典では、普通五段活用およ び「ます」の終止形、五段以外の動詞の未然形につくのを原則としているが、現代語の実態 はやや複雑である。本稿の資料における一段動詞はすべて未然形についており、少なくとも昭 和20年代までは原則が守られていたようであり、現代語における一段動詞の終止形につく接 続はもう少し時間を待たなければならないようである。 中世・近世における「まい」の主な用法は、<打消の推量・打消の意志・禁止・当然・ 適当でない意>などと説明されているが、江戸末期から幕末期・明治30年代までの「ま い」の主は用法は、打消の推量・打消の意志・確認要求・禁止・問い・疑い、その他、 慣用語句的に使われる「と〜まいと」などであった。前代と比べ、江戸末期から明治期になる と「まい」の用法が少し広まっているようである。本稿における「まい」の用法も主に打消の推 量・打消の意志・確認要求・反問・自問・質問・依頼・禁止・条件などの用法が見ら れ、前稿と比較して用法の面からはさほど差が認められないようである。ただし、明治後期から 「まい」のほとんどの用法が徐々に衰退する傾向が見られており、「まい」の代わりに、たとえ ば<打消の推量>は「ないだろう」、<打消の意志>は「ないつもりだ」「するのはよそう」形 を、また<依頼の用法>の「くれまいか」を<貰えないだろうか>などと用いられている用例が大 正期・昭和期頃を境に急速に増加しているようである。中世・近世時代に主な用法であった 禁止の用法である「まいぞ」形や、当然・適当でない意を表す用法は今回の資料では使用 例が見つからなかった。本稿では用例数の少ないため、会話文で男女の使い分けは認められ ず、会話文から徐々に姿を隠し、肩身が狭くなり、やがて地の文でも使用率が減少していく傾 向が見られた。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..65.201505.31
ER -
엄필교. (2015). A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect. Journal of Japanese Culture, 65, 31-44.
엄필교. 2015, "A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect", Journal of Japanese Culture, no.65, pp.31-44. Available from: doi:10.21481/jbunka..65.201505.31
엄필교 "A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect" Journal of Japanese Culture 65 pp.31-44 (2015) : 31.
엄필교. A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect. 2015; 65 : 31-44. Available from: doi:10.21481/jbunka..65.201505.31
엄필교. "A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect" Journal of Japanese Culture no.65(2015) : 31-44.doi: 10.21481/jbunka..65.201505.31
엄필교. A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect. Journal of Japanese Culture, 65, 31-44. doi: 10.21481/jbunka..65.201505.31
엄필교. A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect. Journal of Japanese Culture. 2015; 65 31-44. doi: 10.21481/jbunka..65.201505.31
엄필교. A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect. 2015; 65 : 31-44. Available from: doi:10.21481/jbunka..65.201505.31
엄필교. "A study on 〈mai〉expression in modern Tokyo dialect" Journal of Japanese Culture no.65(2015) : 31-44.doi: 10.21481/jbunka..65.201505.31