@article{ART002025141},
author={CHUNG, Eungsoo},
title={A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2015},
number={66},
pages={339-358},
doi={10.21481/jbunka..66.201508.339}
TY - JOUR
AU - CHUNG, Eungsoo
TI - A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2015
VL - null
IS - 66
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 339
EP - 358
SN - 1226-3605
AB - これは鄭経の朝鮮侵攻説について調べたものである。鄭経の朝鮮侵攻説は二回あった。一次侵攻説は1674-5年頃広まった。朝鮮が鄭経の東寧王國と提携して清を攻撃しないから、鄭経が先に朝鮮に攻めてくるという内容である。いわゆる対明義理論に基づいたものである。もちろん、これは朝鮮政府に不満を持っていた人々が偽造したものである。 二次侵攻説は1683-4年頃流行した。しかし、すでに1683年8月、鄭経の後をついだ鄭克塽が清に降伏したので、この時に東寧王國はもはや存在していない。したがって、この二次侵攻説は全く事実無根のデマであった。にもかかわらず、この噂のため朝鮮は激しい混乱に陥ったのである。 朝鮮が、このようにつまらない噂に悩まされなければならなかった理由は幾つかある。それはまず、自分が収集した情報を信頼しないところにある。当時、朝鮮政府は年に何回も派遣する清への使節を通じて最新の情報を集めていた。その情報はかなり正確なものであった。しかしながら、これをクロス·チェックするほかの情報がなかったので、清からの情報をそのまま信頼することができなかった。クロス·チェックする際使われるはずの対馬からの情報が、逆に混乱を煽り立てるからである。二次侵攻説の直接の原因になった対馬からの書契が、その代表的な例である。 また、当時の朝鮮社会に、このようなデマが浸透しやすい雰囲気があったのも事実である。たとえば、対明義理を実行できないところからくる後ろめたい感情、鄭氏が朝鮮を支配するという 鄭真人説の流布、朝鮮で誤解していた鄭経の手紙などが、鄭経の朝鮮侵攻説をより現実的なものに作り上げていたのである。そして、このような状況が以後、鄭経の朝鮮侵攻説と海上真人説とが結び付く土台になったと思われる。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..66.201508.339
ER -
CHUNG, Eungsoo. (2015). A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion. Journal of Japanese Culture, 66, 339-358.
CHUNG, Eungsoo. 2015, "A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion", Journal of Japanese Culture, no.66, pp.339-358. Available from: doi:10.21481/jbunka..66.201508.339
CHUNG, Eungsoo "A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion" Journal of Japanese Culture 66 pp.339-358 (2015) : 339.
CHUNG, Eungsoo. A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion. 2015; 66 : 339-358. Available from: doi:10.21481/jbunka..66.201508.339
CHUNG, Eungsoo. "A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion" Journal of Japanese Culture no.66(2015) : 339-358.doi: 10.21481/jbunka..66.201508.339
CHUNG, Eungsoo. A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion. Journal of Japanese Culture, 66, 339-358. doi: 10.21481/jbunka..66.201508.339
CHUNG, Eungsoo. A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion. Journal of Japanese Culture. 2015; 66 339-358. doi: 10.21481/jbunka..66.201508.339
CHUNG, Eungsoo. A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion. 2015; 66 : 339-358. Available from: doi:10.21481/jbunka..66.201508.339
CHUNG, Eungsoo. "A Study on the Rumors of Cheng Ching(鄭經)"s Joseon Dynasty Invasion" Journal of Japanese Culture no.66(2015) : 339-358.doi: 10.21481/jbunka..66.201508.339