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The functional features of the variations of the backchannel ‘soudesuka’ and ‘sou nan desu ka’ - A case study of conversations of first time encounters -

  • 日本硏究
  • 2011, (30), pp.153-172
  • Publisher : The Center for Japanese Studies
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature
  • Published : February 20, 2011

上原聡 1 呂萍 1

1東北大学

Accredited

ABSTRACT

本稿では名嶋(2007)の「ノダ」の機能を用い、自然談話における「そうですか」「そうなんですか」の使用実態を分析し、それらの機能的特徴を解明することを目的とする。2種類の分析データを使用した。1つは、筆者が収集した自然談話で、20代から30代までの日本語母語話者を対象とした、初対面同士の電話による会話資料(計80分44秒、9組)である。もう1つは、『BTSによる多言語話し言葉コーパス日本語会話1(日本語母語話者同士の会話)』に収録された初対面同士の20代女子学生の雑談コーパス(計262分、11組)である。20組の会話に出現したすべての「そうですか」「そうなんですか」を分析対象とする。それらの機能的特徴について考察を行った結果は以下のようにまとめる。上記の「そうですか」「そうなんですか」の使用実態を分析することによって、それらの機能的特徴が明らかになった。「そうですか」は新情報をそのまま受け止め、「思考に登録」する表現であり、「そうなんですか」は既に持っていた情報が知覚した新情報によって改変され、新しい「事態認識」が導き出された時に、その「事態認識」を「思考に登録」する表現である。

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