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나쓰메 소세키의 스포츠관

  • 日本硏究
  • 2012, (32), pp.253-271
  • Publisher : The Center for Japanese Studies
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature
  • Published : February 20, 2012

김옥희 1

1한국체육대학교

Accredited

ABSTRACT

夏目漱石はスポーツとは縁のなさそうな作家の一人である。したがって、漱石とスポーツを結びつけた研究はあまり見当たらない。しかし、漱石は日本の近代スポーツ導入期に中心的な役割をした一高と東京大学の出身なので、青年時代に多様な種目のスポーツを体験した。当時、スポーツは新しい文明の象徴としての意味を持っていたので、関心を持たざるを得なかったのである。そういう関心は自然と彼の作品に反映されている。勿論、スポーツに対する関心が必ずしもスポーツに対する好感に結びつくわけではない。それでこの論文では漱石がスポーツをどのような視線で見ていたのかを作品の中の記述を通して探ってみた。 漱石の作品の中でスポーツ関連の記述がもっとも多いのは『吾輩は猫である』といえる。野球を始めとする人間の身体運動全般を冷笑的にながめる猫の視線を綿密に分析することによって、漱石のスポーツ観を確認することができた。また、『三四郎』には大学で開かれる運動会をやはり冷笑的にながめる視線が具体的に描かれている。そういう視線には無分別な競争心を誘発し、画一化した価値観を伝播する手段として、運動会が利用されることに対する反発が含まれている。そして、『それから』には野球と相撲が登場する。野球は代表的な外来スポーツであり、相撲はまた代表的な伝統スポーツである。したがって、この二種目を作品に登場させたのは、相当緻密な計算によるものといえる。『それから』にもやはり野球は否定的に描かれている。しかし、身体活動の中で唯一相撲だけは肯定的に描かれているが、漱石が残した記述を手がかりに、漱石にとって相撲はスポーツというより芸術だったことがわかった。

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