TY - JOUR AU - 村田右富実 TI - For season's song "Manyosyu" JO - 日本硏究 PY - 2015 VL - null IS - 38 PB - The Center for Japanese Studies SP - 25 EP - 40 SN - 1229-6309 AB - 『万葉集』巻八、巻十は、歌を四季分類し、さらに雑歌と相聞とに分類しているという点において共通している。日本で最初に歌を四季分類した二巻といってよいであろう。その春夏秋冬の歌々の特徴を探ることは、奈良時代の日本の四季観を発見することになる。そこで、それぞれの季節に分類されている歌数から、春と秋、特に秋に歌が集中していることを調査するとともに、七夕歌の特殊性を排除してもなお秋の優位性が動かないことを指摘した。その上で、春、秋ともにその訪れを喜ぶ歌や表現が多いのに対し、秋は季節の終焉を悲しむ歌を多く持っていることを明らかにし、春にはない秋の二面性が、秋の数的優位の要因であることを述べた。 KW - Manyoshu;winding eight-volume ten;four seasons classification DO - UR - ER -
村田右富実. (2015). For season's song "Manyosyu". 日本硏究, 38, 25-40.
村田右富実. 2015, "For season's song "Manyosyu"", 日本硏究, no.38, pp.25-40.