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韓国の日本語教育における教室活動の問題点 -「虚構の世界」からの脱却をめざして-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2008, (22), pp.83-92
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

近藤有美 1

1계명대학교

Accredited

ABSTRACT

本論文では、韓国の日本語教育の教室に多く見られる談話の三部構造(教師:「今何時ですか?」→学生:「10時です」→先生:「はい、そうですね」のように教師が先刻承知していることを問う発話連鎖)がいかに現実のコミュニケーションとかけ離れているのかということを指摘し、そのような虚構の世界で成り立っている教室から脱するために必要なことを談話分析の視点から提言した。複数の教室談話を質的に分析し考察した結果、学習者の自発的発話が教師主導の談話の三部構造からなる発話連鎖を教室外のコミュニケーションに見られる発話連鎖に変えるターニングポイントとして働いている可能性が示唆された。このような現象は、日本語についての知識が少ない初級日本語の教室においても見られた。これまで、学習者の自発的発話は教師にとって脅威となることから否定的に捉えられてきたが、学習者の自発的発話を教師が引き受け教室全体で共有できる談話の流れに取り込むことによって、教室談話の流れを変え、虚構の世界で成り立っていた教室を現実世界のコミュニケーションへと変える可能性が十分にあるということが示された。

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