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日本語と韓国語における 「丁寧度を示すマーカーのない発話」の対照研究-発話文タイプを中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2008, (22), pp.277-292
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

Lee Eun Mi 1

1한국외국어대학교

Accredited

ABSTRACT

本稿では、日本人の「話し方の特徴」とも言える中途終了型発話などの「丁寧度を示すマーカーのない発話」に焦点を当て、その使用様子を発話文タイプという観点から分析した。具体的には、「丁寧度を示すマーカーのない発話」の使用様子を、言語行動の選択の主な要因と言われる性別と年齢と絡め、ともに敬語体系を有する日本語と韓国語の初対面の自然会話の対照分析を通じて明らかにすることを試みた。本稿で明らかになった結果を以下に簡単にまとめる。 まず、これまでの研究によると日本語の「中途終了型発話」の丁寧度は高く、韓国語の「中途終了文」の丁寧度は非常に低いと報告が多くある。しかし、「中途終了型発話」などの「丁寧度を示すマーカーのない発話(NM)」は、「言い切らない発話文(I)」と「言い切っている発話文(C)」という発話文のタイプによって、話し手の対話話相手に対する待遇態度が異なることが明らかになった。つまり、日本語と韓国語ともに、「言い切らない発話文(I)」と「言い切っている発話文(C)」という「丁寧度を示すマーカーのない発話(NM)」の発話文タイプは、対話相手の年齢から生じる上下関係を反映していた。このことから、「言い切らない発話文(I)」は対話相手との心理的距離を置く敬体寄りの働きを、「言い切っている発話文(C)」は対話相手との心理的距離を縮める常体寄りの働きをしていると解釈できる。なお、日本語における「言い切らない発話文(I)」は、女性ベースが男性ベースより多く使っており、「言い切らない発話文(I)」の多用が日本人女性の言語使用の一つの特徴であることが実証的に検証された。このような、「言い切らない発話文(I)」と「言い切っている発話文(C)」という「丁寧度を示すマーカーのない発話」は、その使用によって対話相手との心理的距離の調整ができ、円滑なコミュニケーションを図るための一つのポライトネス・ストラテジーを示すものであると言えよう。

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