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動詞に接続する「ところを」の意味と機能 -空間から状況への発展経路を中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2010, (28), pp.83-98
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

방윤형 1

1수원대학교

Accredited

ABSTRACT

本稿は動詞に接続する「ところを」の意味と機能について分析․考察したものである。特に、従来の研究であまり取り上げていない、空間を表す場合から状況を表す場合への発展経路といった観点で記述することを目指した。その結果は以下のようにまとめられる。現代日本語の動詞に接続する「ところを」は大きく、空間を表す場合と状況を表す場合に分けられる。また、それぞれ2つに細分することができる。このような点について以下に整理する。 第一に、空間を表す場合は①具体的な空間と②抽象的な空間に細分できる。①具体的な空間は前接動詞の出来事が存在する場所を表し、格体系が揃っている。②抽象的な空間は前接動詞の出来事が示す部分・点を表し、取りうる格は限定される。一方、この2つは「Vところ」が文中で補語的な役割を果たしていると言える。 第二に、状況を表す場合は①述語が「Vところ」を支配する場合と②述語が「Vところ」を支配しない場合に細分できる。①支配する場合は前接動詞の出来事をひとまとまりの状況として捉えて述語の出来事の対象とするものである。形態は「ところを」に限定されており、述語は視覚活動動詞が基本である。②支配しない場合は前接動詞の出来事を述語の出来事の状況として捉えるものである。形態は「ところを」に限定されており、述語には自動詞や受け身の形も用いられる。一方、「Vところ」は、①支配する場合は補語的な役割を果たしているのに対し、②支配しない場合は状況語的な役割を果たしていると言える。 第一と第二を総合すると、「ところを」の具体的な空間から述語の支配を受けない状況への発展経路を明らかにすることが出来る。この経路には、①格体系(格の限定)、②前接動詞と述語のタイプ(タイプの変化)、③「Vところ」の文中での機能(機能の違い)といった側面が総合的に関わっていると言えよう。

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