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助詞「やら」の用法について -洒落本と滑稽本を中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2011, (30), pp.255-267
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

Ha, Ju Young 1

1단국대학교

Accredited

ABSTRACT

本稿は江戸中期以降の口語性のつよい資料である洒落本と滑稽本の中から「やら」の用法を調べてみた。「やら」は「やらん」を経て「やろう」から転じたもので、室町末期に成立したものである。これは、江戸初期まで主に副助詞的用法として使われるが、一方、終助詞的用法も見られる。なお、並立助詞的用法も見られるが、過渡期的な形の用例が多く見られるので、並立助詞になったとは言えないだろう。以上の「やら」を江戸中期以降の小説の中で調べて結果、疑問詞の「なに」「どう」をうけて一つのまとまりを作って副助詞化する傾向が見られることがわかった。また、不確実な気持を表す意として使われる用法のほか、一つの例を取り上げて断言しないでやわらかくいう婉曲の意として使われる用法があることがわかった。さらに、並立助詞的用法の「やら」は、過度期的な形の「とやら」の形も並存して使われるが、「やら」の用例が「とやら」の用例より多く見られるし、『浮世床』には「とやら」の用例は1例も見られないので、この時期から「やら」が単独方式で並立助詞として使われ始めたのではなかろうか。最後に、「やら」の終助詞的用法は、地の文にその前身である「やらん」が使われるが、これは地の文が説明文という性質のためで、この時代にはすでに「やら」の終助詞的用法は使われなくなったと思われる。

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