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江戸共通語の可能性の模索 -口語の講義筆記録『鳩翁道話』を中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2012, (33), pp.71-84
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

Park, Hyokyung 1

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Accredited

ABSTRACT

本稿は、近年近代語研究の分野で盛んに言われている、いわゆる「江戸共通語」の実体に迫る一つの試みである。心学道話の『鳩翁道話』は江戸後期(1835年)に口述した道話を筆記し刊行したので、全国的に流通されたという。口語で書いたものが全国的に流通したというのは、江戸時代に全国的に通じる口語の共通語があった可能性を示唆しているといえよう。『鳩翁道話』は、口述の筆記であり、地の文と会話文に分られているので、口語の地の文と会話文が比較できる資料である。口語の特徴がもっともよくあらわれている文末表現をとりだし、地の文と会話文に分けた。さらに、名詞文・動詞文・形容詞文・その他に分け、常体・敬体、断定・推量などの表現を調べた。 全体的に地の文と会話文に用いられた表現は、敬体では名詞文「でござります体」と動詞文「ます体」、常体では名詞文「じゃ」「でござる体」が多いという点、形容詞文があまり用いられなかった点などで一致しており、テキストの中で言文一致をなしていたと思われる。江戸時代の西の方言の影響がつよいと思われる資料で、敬体にはあまり方言の影響があらわれていないが、常体では方言があらわれた。明治期への流れを考察するためには今後同時期の東の資料との比較が必要であろう。

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