본문 바로가기
  • Home

対人コミュニケーションにおける対人緩衝機能への拡張 -「ていうか」「とか」「なんか」「みたい(な)」の類似機能を中心に-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2012, (34), pp.153-168
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

이윤희 1

1한국외국어대학교

Accredited

ABSTRACT

複雑な現代社会は、コミュニケーション能力が高い人が求められる時代になってきている。このような社会的な要求は、いい対人関係を保持しようとする心理に基づいた、曖昧な言葉遣いの増加にも表れていると思われる。本稿ではこのような、衝突を避ける曖昧な表現、つまり、緩衝表現を分類・分析して、対人コミュニケーションにおける対人緩衝機能への拡張を探ってみることにする。そのため、「最近、直接的な言い方を避けているぼかし表現で、気になる言葉」に対するアンケート調査で、使用頻度の高い表現として挙げられる「ていうか」「とか」「なんか」「みたい(な)」を取り上げ、先行研究を中心に、会話におけるそれらの類似機能を考察する。まず、出現位置に分けて分類したところ、「ていうか」「とか」「なんか」「みたい(な)」は、いずれも、文頭、文中、文末すべてに現れる共通点が見られ、位置制約がなく使用度の高い言葉であることが確認された。また、使用場面にも注目して、「ていうか」「とか」「なんか」「みたい(な)」の用法分類をおこなった結果、「例示」「具体化」「引用」「不確かさ」「否定緩和」「控え目」「話題転換・導入」「剰余発話」という8つの共通した用法を取り出すことができた。しかし、この8つの用法には従来の用法ではないものもあるので、従来の機能から拡張された、新しい機能も含まれていることがわかる。会話の中での「ていうか」「とか」「なんか」「みたい(な)」は、「例示」「具体化」「引用」の際に用いられることで、自分の感情にあった言葉を探したり、補足説明をしたりして、相手に充実に伝えたい気持ちを表す働きをもっていると考えられる。また、「不確かさ」「否定緩和」「控え目」「話題転換・導入」「剰余発話」の際にも、直接的な表現を避け、責任回避しながら自己主張を展開するという、働きをもっていると考えられる。このことから従来の用法と新しい用法が互いに働きかけ合い、対人緩衝機能へ拡張した「ていうか」「とか」「なんか」「みたい(な)」は、対人コミュニケーションを調節、緩衝する機能を果たしていると思われる。従って、位置制約がなく、対人緩衝機能の特徴をもつ「ていうか」「とか」「なんか」「みたい(な)」は対人コミュニケーションにおいて、時代の移り変わりに伴って、消滅していく単語や隠語レベルとは違って、同じ語形でも意味合いが変化・発展していく言葉であると判断される。

Citation status

* References for papers published after 2023 are currently being built.