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韓国人日本語学習者と日本語母語話者における受動表現使用の違いについて -事態把握の観点から-

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2012, (35), pp.343-358
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

정재희 1

1우송대학교

Accredited

ABSTRACT

本研究は、韓国語と日本語の事態把握のスタンスの違いを、受動表現を用い、両言語の母語話者が一連の出来事においてどういう事態把握を行うのかについて対照かつ分析した。詳しくは、受動表現が用いられる場面11個を決め、両母語話者の受動表現の使用数から、どこに焦点が固定され、どのように事態を捉え、言語化しているのかについて質的に分析かつ考察を行った。その結果、場面·状況毎による両母語話者の受動表現使用に関しては、韓国人日本語学習者は、直接受動の有情物受動が用いられる場面で受動表現使用が多く、なお、韓国語では存在しない非所有物受動においては受動表現使用があまり見られなかった。一方、日本語母語話者は、全体的に受動表現使用が多く見られていたが、話の主人公に起きている出来事を中心に言語化し、そういった場面で受動表現が多く見られた。次に、両言語の母語話者の事態把握のスタンスに関しては、韓国語母語話者であっても上級学習者においては目標言語の母語話者に近い認知的な営み、つまり、主体的な性格の認知的営みがなされていることが窺えた。一方、日本語母語話者は、話の中心になる人物に焦点を固定し、話し手自身が言語化する状況の中に身をおいて話を進める、つまり、主体的な性格の認知的営みが見られ、日本語が主観的な事態把握を相対的に広範囲で許容される言語であるという先行研究からの結果が本研究でも再確認されたと言える。

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