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『捷解新語』に見られる「道理」「通」について

  • The Japanese Language Association of Korea
  • Abbr : JLAK
  • 2012, (35), pp.385-400
  • Publisher : The Japanese Language Association Of Korea
  • Research Area : Humanities > Japanese Language and Literature

CHO, GANG-HEE 1

1부산대학교

Accredited

ABSTRACT

本稿では、対訳による「だうり(道理)」と「たうり(通)」「とうり(通)」の語義について分析を行い、「だうり(道理)」の語義の推移について探ってみた。その結果は、次の通りである。(1)原刊本から改修本への改修は、対話文の内容をより明確にするため、的確な言葉に変えた結果である。その結果、原刊本の「だうり(道理)」は、改修本で形式名詞「わけ」「よう」「たうり」「こと」へ改修される。また、原刊本の「やう」「まま」「ぶん」「ごとく」「だうり(道理)」は、改修本で「たうり(通)」へと改修が行われている。(2)「だうり(道理)」の対訳に漢字表記の「道理」が示されているが、これは捷解新語の対訳によく見られる、いわゆる日本の漢字語の表記をそのまま用いる表記法である。(3)「だうり(道理)」が用いられている対話文の内容や、改修本への改修、また「たうり(通)」との関係などから、16․17世紀の日本語「道理」には、辞書類の語釈である「当然のすじみち。人間として守らなければならない道。など」のような意味以外に、「たうり(通)」の「それと同じ経過をたどる、また同じ状態にあること。それと同様なこと。」の意味も含んでいたことが対訳語の考察から明らかになった。これは形式名詞としての使いであり、その対訳は「시(ように)」「대로(まま)」「치(ごとく)」「줄(ように)」「까닭(わけ)」などが対応している。なお、「道理」の語義をその対訳から探ってみたが、日本語の「道理」の語史については述べていない。今後、日本国内資料を中心に、語史の上から考察してみたい。

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