@article{ART000929771}, author={양동국}, title={萩原朔太의 썩은 대합(くさつた蛤)考 ― 春夜를 중심으로}, journal={Journal of Japanese Culture}, issn={1226-3605}, year={2004}, number={21}, pages={187-202}
TY - JOUR AU - 양동국 TI - 萩原朔太의 썩은 대합(くさつた蛤)考 ― 春夜를 중심으로 JO - Journal of Japanese Culture PY - 2004 VL - null IS - 21 PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak) SP - 187 EP - 202 SN - 1226-3605 AB - 月に吠えるの詩想や詩的技法の底辺には、ある種の詩的心象の一貫性と、他方では近代詩を一段と進步させた銳いイメージと極めて高い音樂的な効果がみえる。これらのことを念頭に置きながら月に吠えるを讀み返すとき、「くさつた蛤」の章に收められた「內部に居る人が畸形な病人に見える理由」「春夜」「およぐひと」「ありあけ」「猫」等は、朔太郞の詩的世界の精髓ともいうべき作品として注目に値する。實のところ、朔太郞みずからもこれらの詩が收められている「くさつた蛤」の章について非常に高い自信のほどを示している。
ここでは月に吠えるの特徵をつかむとともに、詩集の代表詩群といえる「くさつた蛤」の章を吟味する糸口として、「春夜」に重点を置き、嚴密な評釋を通じて朔太郞の詩的文學性を探ってみた。特に「春夜」に焦点を合わせたのは「くさつた蛤」の詩群に共通した情緖․技法․イメージ․音樂性が、この作品にとりわけ象徵的でなおかつ含蓄的に秘められていると思うからである。
「春夜」は月に吠えるの中核に位置する詩として、詩集に收められた他の詩との、詩想及び詩的技法などと深く關連している。すなわち、日本近代詩の新しい領域を開いたと評価される「竹」の詩群で多く用いられた連用中止法の連なりや、生への渴望、もしくはその慘めさを淸めたいとの渴望の表現としてとらえられる「みずながれ」のイメージ、依存する場を見失うことへの自己不安の象徵として描かれた<下半身の衰弱․消失>のイメージ、語り手の顯著化など、月に吠えるの主なイメージ及び表現技法がこの「春夜」に集約されているのである。このような意味から「春夜」は月に吠えるにおける詩想の集約地といわなければならない。そしてこれらのイメージの詮索から朔太郞の生存の悲哀、存在の重苦しさといった實存意識の一斷面が「春夜」に集約的に盛られているといってよかろう。
KW - DO - UR - ER -
양동국. (2004). 萩原朔太의 썩은 대합(くさつた蛤)考 ― 春夜를 중심으로. Journal of Japanese Culture, 21, 187-202.
양동국. 2004, "萩原朔太의 썩은 대합(くさつた蛤)考 ― 春夜를 중심으로", Journal of Japanese Culture, no.21, pp.187-202.
양동국 "萩原朔太의 썩은 대합(くさつた蛤)考 ― 春夜를 중심으로" Journal of Japanese Culture 21 pp.187-202 (2004) : 187.