@article{ART000939284},
author={劉 相 溶},
title={A study of noun "Sisai" in the data of middle Age},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2005},
number={26},
pages={35-50}
TY - JOUR
AU - 劉 相 溶
TI - A study of noun "Sisai" in the data of middle Age
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2005
VL - null
IS - 26
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 35
EP - 50
SN - 1226-3605
AB - 本稿は「シサイ(子細・仔細)」の意味と用法を、中世末期の口語資料を中心として考察したものである。
考察の結果、「事情・経緯・理由」の意味に用いられるシサイを形態的に分類すると「(その)シサイ+用言」「シサイがある(ない)」「そのシサイは」の三つに分けられることが判明した。
まず、「(その)シサイ+用言」の用法は、今昔物語から用例が見え、中世末期の口語資料にも廣く用いられていることが分かった。また、この用法は現代日本語においても見られる用法であると考えられる。
これに對して、「シサイがある(ない)」と「そのシサイは」は、中世末期の口語資料にみえる新しい用法であることが分かった。
「事情・経緯・理由」に比べて「支障・問題」「議論・問答」の意味を持つシサイの例は、慣用的な表現として僅かに用いられていたことが分かった。
また、僅かではあるが中世末期の口語資料には、「ところ・こと」の意味に用いられる例が見える。 「ところ・こと」の意味を持つシサイの用法は、現代日本語ではあまり用いられないものであると考えられる。
KW -
DO -
UR -
ER -
劉 相 溶. (2005). A study of noun "Sisai" in the data of middle Age. Journal of Japanese Culture, 26, 35-50.
劉 相 溶. 2005, "A study of noun "Sisai" in the data of middle Age", Journal of Japanese Culture, no.26, pp.35-50.
劉 相 溶 "A study of noun "Sisai" in the data of middle Age" Journal of Japanese Culture 26 pp.35-50 (2005) : 35.
劉 相 溶. A study of noun "Sisai" in the data of middle Age. 2005; 26 : 35-50.
劉 相 溶. "A study of noun "Sisai" in the data of middle Age" Journal of Japanese Culture no.26(2005) : 35-50.
劉 相 溶. A study of noun "Sisai" in the data of middle Age. Journal of Japanese Culture, 26, 35-50.
劉 相 溶. A study of noun "Sisai" in the data of middle Age. Journal of Japanese Culture. 2005; 26 35-50.
劉 相 溶. A study of noun "Sisai" in the data of middle Age. 2005; 26 : 35-50.
劉 相 溶. "A study of noun "Sisai" in the data of middle Age" Journal of Japanese Culture no.26(2005) : 35-50.