@article{ART000977529}, author={檜垣泰代}, title={A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”}, journal={Journal of Japanese Culture}, issn={1226-3605}, year={2005}, number={27}, pages={129-148}
TY - JOUR AU - 檜垣泰代 TI - A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu” JO - Journal of Japanese Culture PY - 2005 VL - null IS - 27 PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak) SP - 129 EP - 148 SN - 1226-3605 AB - 勅撰和歌集の一番目の集として後代の先蹤となった古今和歌集であるが、哀傷部の構造排列に關しては、以降の勅撰集に踏襲継承されていない。結果として獨自な排列構造をもつこととなった古今和歌集哀傷部の構想の根幹には、撰者の强い本意意識、すなわち、親密であった、あるいは、敬愛する人の死を哀悼することが哀傷歌の本意であるという撰者の考え方があると考えられる。そして、獨特の構造の鍵となるものに、「おもひ」の語を詞書にもつ「おもひ」歌群と、それに「諒闇」․「國忌」の語をもつ歌うたを續けた服喪歌群の存在がある。服喪は葬喪令に依って規定される哀悼の樣式であるから、この歌群は、天皇を頂点とする國家機構を保証し、平安朝貴族の社會生活に秩序を与える律令の具現されたものと言える。「おもひ」歌群形成については、撰者の相當に意図的な操作が加えられていることが想像されるが、律令体制は、この古今和歌集が編まれるころ、ある意味で無實化していく。古今和歌集哀傷部の構想が、拾遺和歌集以降に継承されていない事實は、そうした貴族社會の変容と軌を一にするものと考えられるのである。 KW - DO - UR - ER -
檜垣泰代. (2005). A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”. Journal of Japanese Culture, 27, 129-148.
檜垣泰代. 2005, "A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”", Journal of Japanese Culture, no.27, pp.129-148.
檜垣泰代 "A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”" Journal of Japanese Culture 27 pp.129-148 (2005) : 129.
檜垣泰代. A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”. 2005; 27 : 129-148.
檜垣泰代. "A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”" Journal of Japanese Culture no.27(2005) : 129-148.
檜垣泰代. A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”. Journal of Japanese Culture, 27, 129-148.
檜垣泰代. A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”. Journal of Japanese Culture. 2005; 27 129-148.
檜垣泰代. A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”. 2005; 27 : 129-148.
檜垣泰代. "A Study on “Kokin-wakasyu Aisyo-bu”" Journal of Japanese Culture no.27(2005) : 129-148.