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일본어역 성서에서 본 일본어의 특징(2) - 성서개역에 따른 일본어의 변천을 중심으로 -

An, Jeong-Whan 1

1한남대학교

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ABSTRACT

日本語聖書はヘブライ語(旧約聖書)やギリシャ語(新訳聖書)を原典とする訳書である。最初聖書が日本語に完訳されたのは1880年に刊行された明治訳である。その後、日本語聖書は何回かの改訂過程を踏むようになる。そのうち、代表的なものは大正訳(1917)と口語訳(1954)、そして新共同訳(1987)である。これらはすべて個人訳でなく、翻訳委員会による公人訳だという共通点を持っている。本稿はこれら公人訳の聖書を対象にして、聖書の改訂過程から見られる日本語の変遷の中で日本語の特徴を抜き出すことに目的があった。 聖書の日本語は訳語として日本語では一つの位相語に当たる。そのような限界にも関わらず、日本語聖書の通時的な考察は訳語の変化のようなことから日本語において意外な特徴を分からせるかも知れない。この研究で明確にしたい日本語の特徴は次の二つである。一つは何回かの改訂にも関わらず、全然変っていないものは何であろうか。そしてもう一つは改訂過程で変りつつある語彙や表現の中で日本の言語文化の特徴を示すものと思われることには何があるかということである。 研究結果をまとめると、次のようである。重なる改訂にも変らないでいるものは修飾語が被修飾語に先行するという日本語のシンタックス構造であった。もちろんこれはSOV構造としての日本語の特徴であるが、本稿では後置詞構造までも前の自立語が後に付いている付属語を修飾すると見做したので、修飾語が被修飾語に先行するというシンタックス構造は今までの認識を上回る日本語の特徴になると思う。もう一つの改訂にも変らない日本語の特徴は韓国語との対象から見つかった。それは日本語の表現構造の中心は主題と陳述からの題述構造であって、主語と述語による主述構造である韓国語とは違うということだ。これは助詞「は」と「が」に関係あることで、1910年代の二国の訳本対照から得られた。つまり、日本語の「は」が出現するところに韓国語では日本語の「が」に当たる'가'が位置することが非常に多かったのである。その後の訳本では少しずつ韓国語の助詞に変化が見えたが、依然として日本語の「は」のある位置で韓国語の聖書では‘가’を見つけることが多い。 次は聖書の改訂と共に変るものである。逐字訳を基本とする聖書翻訳ではその翻訳原則を変えない限り、改訂をしても大きな変化は起らないものである。しかし、日本では文語訳から口語訳への改訂もあったし、訳本同士の時間の差もあるので、語彙や表現方式はある程度変るようになっている。本稿ではその変化の中で日本の言語文化と関連づけられるのを調査してみた。その一つが語彙においての変化である。代表的なものとして、前の訳本では同じ訳語だったのが改訂過程で幾つかの違った形態に分けられることである。たとえば、口語訳で「父よ」に訳された英語の'father'がその後の新共同訳では「父よ」と「お父さん」に分けられていたが、そのような分離の背後に日本の言語文化と一致するかどうかというのが影響することがわかった。そして人称代名詞も聖書の改訂と共に人称別に大きく分化していくことが確認できた。これも聖書の翻訳に日本の言語文化が反映された証拠になる。最後に、表現方式における変化で、本稿では待遇表現を調べてみた。その結果、文語訳では敬語表現が「給ふ」一つで単純だったが、口語訳からは複数の形に分化していくのを見ることができた。その他に、敬語使用の重要な基準と知られていたウチとソトとの区分というのも敬語選択において絶対的な前提にはならないことも確認できた。

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