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시바 료타로(司馬遼太郎)의 메이지(明治)국가론―『언덕위의 구름(坂の上の雲)』의 역사서술방법을 중심으로 ―

Lee, Bok-Lim 1

1한남대학교

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ABSTRACT

本稿は、司馬遼太郎の中期作品である『坂の上の雲』の歴史叙述記法を中心に、明治の国家論について考察したものである。司馬の文学作品には、昭和期に関する発言が極めて批判的に叙述されている反面、明治期についてはかなり肯定的である。この作品また明治期を中心にして、それ以前の江戸期と戦国期の連続性と、昭和期の差別性に周知しながら、明治期が国民国家であったことを論じている。すなわち、江戸期に官学として位置していた朱子学の影響で発達した合理主義思想と、戦国期の歴代から受容された進取主義で勇猛な武士思想が、明治期へと受け継がれ、固有な日本的思想として結集して国民国家を形成した点を強調している。しかし、昭和期にはこの思想が自己中心的で非合理的な思想へと変っていき、帝国主義国家に進んだと指摘している。このように、司馬は時代の連続性と差別性を具体的に述べながら、明治期が国民国家となり得た民族性に対して明確な歴史観を示している。さらに、戦争と軍事同盟を他国と比較する文章を通じては、近代初期、日淸ㆍ日露戦争の正當性を主張しながら国民国家観を掲げた自国中心の歴史観を世界史的な視点から批判するなど、比較文明学的な歴史観を見せている。従って、司馬の特徴的な二分法的叙述法によって表われている歴史観は単純化されていないといえる。

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