본문 바로가기
  • Home

재일코리안에 있어서 민족축제 의미와 호스트사회와의 관계-오사카시(大阪市)와 가와사키시(川崎市)를 중심으로-

황혜경 1

1남서울대학교

Accredited

ABSTRACT

在日コリアンにおける民族祭の意味とホスト社会との関係に関して、大阪市と川崎市を中心に考察した。その結果、民族祭は、在日コリアンにとって、日本社会の過酷な差別と抑圧から恨みを解くことができる場所であると同時に、民族の文化に触れつつ文化を継承し、民族的自覚を呼び起こす役割をしていた。また、両地域においてホスト社会との関係は少し異なりを見せた。両地域における特徴は以下の通りである。  大阪市生野区の場合は、日常生活で、在日コリアンであることを外部に気にせずにそのまま表すことができる場所である。そのため、「生野民族文化祭」のようにホスト社会に抵抗できる祭りが生まれた。一方、川崎市川崎区の場合は、大阪市と比べて、より抑圧的な環境にあり、表面的な共生社会にすぎない。それで民族祭も「アリラン祭」・「日本のまつり」のように、ホスト社会との共生を目的としてしている。しかし、それは最初から不平等な関係ではじまったものであり、今日までその状態が続いている。「日本のまつり」という名称からもわかるように平等な共生関係とはいえない。  ここで最も注目されるのは、大阪市生野地域の祭である。大阪市の「生野コリアタウン共生祭」は生野という地域に、日本人が参加し、共生関係をスローガンに掲げて開催されたということに大きな意味をもつ。日本は在日コリアンにとって一世紀以上生きてきた場所であると同時に、これからも子孫がこの地に根を下ろして生きていくはずの場所である。そのため、日本への無条件の抵抗や反対は、日本社会との関係の解決のため、役に立たないと感じていると思われる。在日コリアンの伝統文化を日本人にも知らせ、現実的に共感させ、彼らにその存在価値を認めさせなければならない。また、在日コリアンの世代が若くなればなるほど、片親のみ在日コリアンである場合が増えつつある現在、このような現実も看過することができなかったと思われる。このような考えが平等な共生社会の必要性を感じさせたと思われる。また、この時期は、日本社会で韓流ブームと重なった時期であり、日本人の韓国・韓国人・在日コリアンに対する認識が肯定的に変わりつつあった。これをきっかけに、在日コリアンとホスト社会が対等な関係としての共生社会を築くための第一歩になるのではないかと期待される。

Citation status

* References for papers published after 2023 are currently being built.