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言語文化教育におけるラング(Langue)・パロール(Parole)往還文化論

류경자 1

1상명대학교

Accredited

ABSTRACT

本研究では、言語文化教育の新しい方向性とその構築をめぐって、最近の言語文化教育のパラダイムの転換の発想として注目されているラングパロール往還文化論に対する体系的な考察を試みた。まず、ソシュールの理論であるラングパロールをめぐっての諸説について理論的な検討を行い、続いて日本語教育の中での言語文化教育の一つである「日本事情」について通時的に考察した。こうした考察を経て、さらに新しい言語文化教育学の構想を構築する基礎的な研究を行った。それは、言語文化におけるラングとパロールは、互いに関係しあうことで動態的で多様なあり方であるというラングパロール往還文化論について理論的な考察を行い、その実現のための、実践研究を通した教育実践の開示と議論の必要性について述べた。今後の韓国の日本語教育における言語文化教育の方法改善の上では、本研究に示されている言語文化教育についての理論と方向づけがとくに重視されなければならないと思われる。本研究では、研究対象の外におかざるをえなかった、言語文化教育学の理論の体系化、統合化については、今後の課題としたい。

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