본문 바로가기
  • Home

엔도 슈사쿠(遠藤周作)의 역사소설에 대한 고찰

Yook, Gun-Wha 1

1대전대학교

Accredited

ABSTRACT

本論文では、既存の研究分野ではほとんど触れられることのなかった遠藤文学の歴史小説に対する分析を通して、各作品の主たるテーマと特質、遠藤文学における歴史小説についての意味などを考察した。 遠藤の歴史小説は日本の戦国時代とキリシタン迫害を主たるテーマとしており、作家としての視線も純粋文学同様、‘弱者’に対する暖かい包容性を保っている。 遠藤の歴史小説に対する意義としては、実在した歴史上の人物たちの生き方を通して、真の人間としての生き方とはどんなものであり、真の幸福と安息はどこにあるのかについて、絶えることのない省察が展開されている点を上げることができる。 ただし、純粋小説より信仰の問題が弱めに表出されているという点が特色で、純粋小説ではキリスト教の唯一神と個人信仰の問題が作品の全面に持ち出されているのに対し、歴史小説では教会と組織という人間の集団と個人の問題が隠喩的に描出されている。 浮かび上がってきた小テーマの違いとしては、純粋小説は母性的な愛の神についての存在を、歴史小説は母性的な愛を施す女性や忠臣らの存在を、純粋文学は信仰の強者の中の弱い性格を、歴史小説は権力の強者の中の弱い心情を、純粋小説は‘背教’についての、歴史小説は‘反逆’についての真の意味を反芻させるようにしている点である。 しかし遠藤文学という大きな枠組みで見ると、歴史小説も純粋文学と同様、人間は強者と弱者という二分法で分けることはできない弱い存在とし、彼らの神の不在による悲劇的な人生と無常感は絶えず神の恩寵と助けを渇望することになるという‘人間共通の普遍的指向’を見せていると言えよう。 すなわち、遠藤文学の‘日本におけるキリスト教’と‘日本人にとっての神の存在’という大きいテーマの中に、遠藤の歴史小説も共に包含させることができると言える。

Citation status

* References for papers published after 2023 are currently being built.