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『季刊三千里』と韓国民主化 - 日本人に知らさせる -

박정의 1

1원광대학교

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ABSTRACT

南北の独裁政権に反する立場から、日本のマスコミに韓国の民主化闘争があまり報道されていなかった時、『季刊三千里』は韓国民主化闘争との連帯を語り、韓国民主化闘争を日本人に知らせ、語らせ、考えさせた。この韓国民主化闘争への功績は高く評価されるべきである。 「金芝河を助ける会」「金大中救出日本連絡会議」を単に金芝河・金大中個人の問題としてではなく、韓国民主化運動全般の問題として捉え、日本人をして韓国民主化運動との連帯の重要性必要性を訴えさせ、さらに韓国民主化闘争の意義そしてそれが目指す意味を日本人に知らしめた。 さらに、韓国民主化運動を日本人自身の問題として捉えさせ、日本の責任をも追求した。韓半島の分断は日本による植民地化から起因しているにも関わらず、無関心でいたというより、韓半島の分断化の固定化に日本が役割果たしてきたという反省から来るもので、その矛先は韓国政府ではなく、日本政府にひいては自分自身に向けられたものであることを説いた。これは、韓国民衆と日本民衆との真の親善連帯を目指すものでもあった。

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