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『更級日記』の物詣で - 挫折した「女の夢」-

SOONBOON CHEONG 1

1배재대학교

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ABSTRACT

『更級日記』には、夢見る少女時代の上総国生活から、人に訪われぬ姥捨ての身を嘆くに至るまでの生涯の軌跡が描かれているが、中でも、作者孝標女が見ていた夢と深い関わりのある物詣では、『更級日記』の中でも多くの分量を占め、「女の一生」の脈絡を支える一大要素となっている。 平安時代には、死後の極楽往生を願う浄土教が流行する一方で、道から外れたものとして「狂言綺語」と呼ばれた物語も流行した。そのような時代的な雰囲気を背景に、『更級日記』は、幼い頃物語に夢と憧れを持ち続けた作者が、厳しい現実に挫折し、物詣でによって信仰(浄土教)の世界に救いを求めようとする過程をよく示している。 『更級日記』において物詣では、総八回行われるが、結婚後本格的に行われた石山詣でには、父孝標を亡くした作者が、自分自身を深く反省し、この年に生まれたと思われる第一子を抱えて、ひたすら仏にすがろうとする様子が看取される。そして、この石山詣でで得られた吉兆の夢に作者は再び期待を抱く。大嘗会の御禊の日に敢行した初瀬詣ででは、夢の中で初瀬の観音の化身と思しき女性が現れ、作者に内裏にいるべきであると告げる。これは、二人目の子を出産したこともあり、皇子や皇女の乳母になって宮中に勤めることを望んでいた作者に大きな希望を与えるに充分であった。その後も、夢の啓示の有効性を保持しその実現を祈るものとしての物詣でが続くが、作者五十一歳の時、突如おとずれた夫の死は、作者の夢や希望のすべてを無力化する。すなわち、夫の死は、作者自ら択びとった妥協の無惨な敗北だったのである。物詣では、結婚しても相変わらず宮中に憧れを持ち続けた作者にとって、皇子や皇女の乳母になる夢を持たせた媒介体であったが、しかしそこで得られた夢告は何も当たらず高貴な人の乳母になれずじまいで終わるのである。

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