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미야모토 유리코의 『한 송이 꽃(一本の花)』론

Youmee Park 1

1충남대학교

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ABSTRACT

『一本の花』は宮本百合子にとって、作家生活の前半期のピリオドとなった作品である。作家として深い疑いを抱きだした百合子が『一本の花』を書いた後、ソビエトへ旅立ち、それからプロレタリア作家へ転換するようになるからである。十七歳の時、日本社会の悲惨な農村の現実を描いた人道主議作家として登場した百合子は、最初から人間らしい生き方を追求してきた作家であり、『一本の花』にもこのような姿勢がよく見える。本稿はこの点に着目し、人間らしく生きるために欠かせないものとして提示されている「生存の尖端」の意味に注目した。『一本の花』には、官能の目覚めによる主人公の内面の動揺と矛盾ある社会を見つめる視線という、二つの異なる位相のテマがあるといわれてきた。本稿では主人公のセクシュアリティと社会の一員としてどう生きていくかを別の問題ではなく、統一した一つの問題として捉え、その解釈を試みた。其の結果、自分の内面と社会を見つめ、朝子が辿着いた「生存の尖端」とは真の人間として成長するに必要な真の愛であることが分かった。男女の区別を越えた人間への追求は作家宮本百合子の指向、そのものであるといえるだろう。

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