@article{ART001797935},
author={Lee, Hyang-Ran},
title={日本語教育のための同音和語のアクセント調査},
journal={Journal of Japanese Culture},
issn={1226-3605},
year={2013},
number={58},
pages={83-97},
doi={10.21481/jbunka..58.201308.83}
TY - JOUR
AU - Lee, Hyang-Ran
TI - 日本語教育のための同音和語のアクセント調査
JO - Journal of Japanese Culture
PY - 2013
VL - null
IS - 58
PB - The Japanese Culture Association Of Korea (Jcak)
SP - 83
EP - 97
SN - 1226-3605
AB - 「アキ」にちゃんとアクセントをつけなければ、「秋」か「飽き」か、それと「空き」なのか分からない。このように日本語には同音語がたくさん存在し、これを高低アクセントによって意味を区別することがある。ここでは日本語の高低アクセントがどれぐらい同音語の弁別に関わっているのかを和語を中心にアクセント辞典を用いて調べた。最終的に分析対象として同音和語1050組が得られた。これを拍数別にアクセントを分析した結果は次のようである。1つは、アクセントの弁別がなく、すべて同じアクセントの例は684組があるのに対してアクセントによって完全に弁別されるものは241組に及ばなかった。またアクセントの弁別のあるものとないものが混ざっている例は125組が見られた。これらの組もアクセントの弁別のある例より同じアクセントの例が多い。このように、アクセントによる同音語の弁別は顕著なものとは言えないだろう。2つは、拍数別の特徴をみると、同音語は1拍語から6拍語まであり、この中で3拍語の同音語が409組で一番多かった。3つは、アクセントの弁別が一番多いのは2拍語で93組が見られ、アクセントの弁別のない例が最も多いのは3拍語で308組が得られた。4つは、アクセントの弁別のある語の組数は2組と3組しかないのに対して弁別のない語は2組から6組まであり、組数が増すほど、その組内の同音語の数は減少している傾向があった。5つは、4拍和語にはある一方または両方がオノマトペの同音語が目立ち、5拍の同音和語では複合動詞が目立っていた。
KW -
DO - 10.21481/jbunka..58.201308.83
ER -
Lee, Hyang-Ran. (2013). 日本語教育のための同音和語のアクセント調査. Journal of Japanese Culture, 58, 83-97.
Lee, Hyang-Ran. 2013, "日本語教育のための同音和語のアクセント調査", Journal of Japanese Culture, no.58, pp.83-97. Available from: doi:10.21481/jbunka..58.201308.83
Lee, Hyang-Ran "日本語教育のための同音和語のアクセント調査" Journal of Japanese Culture 58 pp.83-97 (2013) : 83.
Lee, Hyang-Ran. 日本語教育のための同音和語のアクセント調査. 2013; 58 : 83-97. Available from: doi:10.21481/jbunka..58.201308.83
Lee, Hyang-Ran. "日本語教育のための同音和語のアクセント調査" Journal of Japanese Culture no.58(2013) : 83-97.doi: 10.21481/jbunka..58.201308.83
Lee, Hyang-Ran. 日本語教育のための同音和語のアクセント調査. Journal of Japanese Culture, 58, 83-97. doi: 10.21481/jbunka..58.201308.83
Lee, Hyang-Ran. 日本語教育のための同音和語のアクセント調査. Journal of Japanese Culture. 2013; 58 83-97. doi: 10.21481/jbunka..58.201308.83
Lee, Hyang-Ran. 日本語教育のための同音和語のアクセント調査. 2013; 58 : 83-97. Available from: doi:10.21481/jbunka..58.201308.83
Lee, Hyang-Ran. "日本語教育のための同音和語のアクセント調査" Journal of Japanese Culture no.58(2013) : 83-97.doi: 10.21481/jbunka..58.201308.83